アセンションで始まる世界 -12ページ目

ある兵士の心の記録11

 
男「しかし殺し合い、虐待、支配と被支配に染まったこの現世を“体験”したかったなんて信じがたいな・・・」


Å「それも自己保存欲の特化に一因があることだが、君と君達は“体験”を繰り返すうち盲目と鈍化の度合いを増していった」


Å「君を原初から観察しているもう1つの君自身である“私”から見れば、まるで右腕が左腕を妬み、憎み、攻撃して優越感を得ているように見える」


Å「攻撃で左腕が腐り落ち、右腕に腐敗が及ぶと初めて右腕は何故自分に被害が及ぶのか思い煩い恐怖と絶望を“体験”する・・・」


Å「しかし、この思い出していく遊びの中、右腕と左腕が繋がっていることを思い出す段階を迎えると君のような疑問を持ちはじめる」


Å「凄まじい幻惑の中で真実を掴む感覚を培っていくゲームに飽きたんだ」


Å「いいと感じることと嫌だと感じることの抱き合わせ“体験”に学ぶことに飽きたんだ」


Å「自己保存欲が特化した君達には掴みにくい感覚かもしれないが肉体は一時的な乗り物のようなもので君達の本体はそういった有限なものではない」


Å「決して粗末に扱えと言うわけではないが肉体への執着が過ぎて、さっき話した“右腕が左腕を攻撃して思い悩む”体験ばかりして“死”んでから元に戻る過程で記憶を取り戻していき“後悔”を繰り返している」


Å「“もっと自分らしく生きれば良かった”と“肉体の消滅なんかを恐れて素晴らしい選択が出来なかった”と後悔する“体験”の膨大さには君達自身がうんざりしているようだね」


Å「先にも言ったが“体験”にいい悪いはない、同じ選択をし続けるのも君達の自由だ」


Å「同じと感じる“体験”からも何かしら学び成長する要素があるのだから」


Å「言えることは本来、君達の選択の余地だけ世界も存在するということだ」

Å「君や君達の強い思い込みの繰り返しにより、君や君達は“そこ”に存在し“そこ”の条件を構築している」


Å「君や君達の思い込みが変わるなら“君や君達が存在する世界”はその思い込みに近い方へシフトする」


Å「君や君達の周波数に合ったチャンネルが映る」

Å「君達が認識する“未来”と呼ぶものは瞬間瞬間に君達が創るのだから明確に固定などしないものだ」


Å「“そうなる可能性が高い”と言えなくもないが、それすら君達の可能性を制限することだ」
(続く)

ある兵士の心の記録10

 
Å「そして君はその遊び場では自らの能力を制限した」


Å「ここからはたとえ話だが、すべてを見通していた目は1m先しか見えなくなり、色も白と黒にしか見えなくなった。すべてを感知した耳は同じく1m範囲の物音しか感知しない。」


Å「そう“君”の認識する“神”というものと同じ能力があったんだよ」


男は現在の尋常ではない状況からして、今まで抱いてきた“生”への疑問に対する答えが得られるかもしれないと期待感が湧いた


男「何故そんなことをしたんだ?」


Å「では記憶喪失の君に教えよう」


Å「まさに全智全能であった君には“する”こと“望む”ことなどなかった」

Å「何も“する”必要は無いし、全ては想うとおりに起こるので“望む”必要も無かった」


Å「そんな世界で君は自分を感じてみたくなった」


Å「様々な錯覚と制限を構築し、自らを多数に分割したような世界で自らが自らを思い出していく遊び」


Å「思い通りにならないことが無かった“君”が思い通りにならない世界を“体験”したかったから」


Å「君が創った世界は想うとおりにならないが故に達成した喜びと挫折した喪失感を味わえる」


Å「自己を“個”と錯覚するため自己保存欲が特化して働き、自己保存が順調で安定していると安心感を覚え、その安心感を得ようと躍起になる。そしてそれを失うことに恐怖し不安を抱く」


Å「自己保存を何よりも優先してしまうことで他を制圧し、また制圧される側を味わう」


Å「それは個から国にいたるまで“外側世界を制圧していく”やり方で歪みを造り続けてきた」


Å「“外側世界”という自分自身に歪みを造り続けてきた・・・」


Å「想うとおりにならないことと想うとおりになることを“体験”するための目的は達成されているから、問題とか間違いとかは無い」


Å「近道を選ぶ必要もなければ失敗を選んではいけないわけではない」


Å「近道を“体験”したら遠回りを“体験”するし、成功を“体験”したら失敗も“体験”する」


Å「“体験”することが目的だから成功だろうが失敗だろうが近道だろうが遠回りだろうが“体験”できれば生の意義は充分果たされている」

(続く)

ある兵士の心の記録9

 
“男”の意識が“少年”の意識を包み込む


少年(なんかわかんないけど鬱陶しいんだよな~、大事な実験を邪魔しやがって!なんでこんな家に生まれたんだろ?もっと自由にやりたいことをやれる家に生まれたかったな~、早くカエルがどうなったか見に行きたいな)


男は“少年”であった時の感情を思い出しながらも、親と子の視点で同時に状況を認識していた


2つの視点による2つの世界


同時に存在していながら全く違う世界を見ている


ガクッ、ガクン

視界が崩れると男の意識は今までにないくらいどんどん肥大していくような感覚に陥った


少年の周りの空気になり、さらに少し離れていた母親をも包み込む


2人を包み込むと2人の意識も流れ込んでくる

母(洗濯機は壊れてないかしら?見に行かないと)
少年(バク転するカエルになったか取りに行ってみよ!その前にクソババアをどっかに引き離しておかないとな・・・)


男の意識はさらに広がり続けていった・・・


《その頃ある次元空間にて》

Å「座標ajt54-8082331yaにおいて第3リミッター自己解除、啓触を開始する」


Я「了解、記録完了」


Å「尚、同域により以降の域座標を省略」

Я「了解、自動記録設定完了」

《次空移動》


男の意識が地球を包み込むほどに広がった頃、何か別の意識が流れ込むのを感知した


Å「よく成長したね、嬉しさと不安が伝わってくるよ」


男「意識だけの存在なのか?」


Å「そうでもあり、そうでなくなることも出来る、“私”は君の外側世界であり無限だよ、如何様にもなる。」


男「私の外側?」


Å「ちなみに君が認識している存在達にも同じように外側世界が存在する。途方もない数であり1つとも認識できる。」


男「私は内側なのか?」


Å「君は今、時空間を超え他の肉体に宿れることを認識したね?」


男「なんとなく・・・」


Å「君は決してその肉体のことではない、むしろ大部分は君が認識していないだろう」


Å「そして君の内側は君が外側と認識している世界に反映されている、つまり君と私は裏と表で一体だ」


男「・・・・・」


Å「理解しようとしなくていい、感じられるようになるのを楽しみにして待つだけだよ」


Å「まず君は自ら記憶を消して、三次元という遊び場に行くことを選んだ」

(続く)