
冒険してもいいコロ!(2009年)
監督 ジュリー・デイヴィス
出演 リーリー・ソビエスキー
マシュー・デイヴィス
ドナマリー・レッコ
**ジョディは映画学校を優秀な成績で卒業したが、就職先が見つからずやっと見付けた就職先はポルノ映画の制作会社。厳格な家庭で育てられた結果、セックス恐怖症になっていたジョディだが、ポルノ映画の編集に就きながらも映画監督になることを目指していた**

テキトーな感じの邦題がいかにもヒットしなさそうに思える。で、多分してないだろう。でもこの映画の中の前向きなところは好きだ。
才能に恵まれ理想を胸に抱いている人間が、いざ社会に出た後に、現実の壁にすぐにぶつかってしまうことは多々ある事だと思う。
現実の社会の中で見えてきた世界が、理想からかけ離れた嫌悪するほどの世界だとしても、脚を一歩踏み出してしまえば、新たな出会い、繋がりが拡がり新たな目標が出来るものだと思う。結局は、好きならば目へ進むしかないと。
主人公の創作への情熱をポルノ業界に被せたこの設定はこの映画を面白くさせる要因の一つだったと思うが、ラブコメ風に仕上がっているので、どうも軽く感じてしまうのは残念。その情熱も恋愛話がメインのようにとすり替わっているように思えてしまう。ただこの軽さが前抜きな部分を後押しはしてくれているのではと、一応納得は出来てしまう。
そして配役が凄い。というかソビエスキーの祖先が凄い。中欧へのイスラム教の侵入を防いだポーランド王ヤン・ソビエスキー3世の傍系。女優のなかでこれだけ歴史的にも有名な王家の末裔はなかなかいないだろう。そんな彼女がポルノ映画の製作に携わる役というのは映画の中の世界を広げてくれる筈だが、作風と軽さが仇となりあまりピンとこなかった。
いつかまた、凄い家系の女優が出てきた時に是非リメイクしてもらいたい。