ライトニング リターンズ

 

一部抜粋しています

引用元 ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII アルティマニア

ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII アルティマニア (SE-MOOK)

 

──北瀬さんとしては、今回はどんな作品にしたいと考えていたんですか?

北瀬:最初に鳥山に頼んだのは、「ライトニングはファンに人気がある一方で、あのクールな性格に感情移入できないプレイヤーもいたと思う。今後10年先でも愛されるキャラクターにするためにも、最終作はプレイヤーがライトニングに萌えるような内容にしてほしい」ということでした。そういう意味では、一番最後に流れる隠しエンディングも含めて、希望どおりの作品になったんじゃないかと思います。

──ホープだけ「FFXIII」の姿で出てくるのは、何か理由があるんでしょうか?

鳥山:ホープは「FFXIII」と「FFXIII-2」のどちらの姿にするか、ずいぶん悩みましたね。最終的に、今回は「FFXIII」シリーズの完結編なので、シリーズを支えてくれたファンのみなさんの期待に応える意味でも、人気の高い少年の姿で登場させることにしたんです。同時に、「FFXIII」のころのホープとライトニングの関係性をもう少し進めてみたい、という気持ちもありました。もちろん、今回で物語が終わるため、ふたりの関係には何らかの形で決着をつける必要があると思っていたんです。それらを踏まえて、エンディング前に本物のホープが現れる場面は、基本的に別れのシーンだと想定して作っています。ちなみに、個人的にライトニングは誰のものにもしたくなくて、唯一彼女が心を許していいとしているのはオーディンだけなんですよ(笑)。

──ヴァルハラの天使の正体がオーディンなのは、そのあたりが理由なんですか?

鳥山:ええ、ライトニングが弱みを見せたり友だちっぽく接したりできる相手は、オーディンくらいが良いかなあと。オーディンのように人間を超える存在とかでないと、ライトニングは心を開けないんじゃないかな。オーディンは人間の言葉を理解しているかわかりませんが、強く優しく見守っていてくれますし。

 

 

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