兵庫県の田舎道を出石そばで有名な出石町に向かい車を走らせていると、左手にある看板が目に入る。
熟練の職人がそばを打つ雰囲気のある写真とともに、気の利いたキャッチコピーがさらり。
「幸せはそばにあるんだね」
それはそば屋さんの看板広告で、目にするたび心があたたかくなっている。
* * *
四国をお遍路で歩いたときは、こんな広告をみつけた。
それは何十年も前に木造家屋の壁に貼りつけられたような古びた学生服の広告で、
中学生くらいの男の子が黒い学生服を着て、希望に満ちあふれた顔で遠くを見つめている。
キャッチコピーはこうくる。
「夢中になろうよ」
学生服を着たニキビ面の男の子の写真に、ひと言、「夢中になろうよ」。
それを見たとき、もう恥ずかしくて(笑)。
でも、すばらしいキャッチコピーやなと思った。
「意味」を伝える写真と、「イメージ」を伝えるコピー。
この組み合わせで、写真とコピーを互いに高めあっている。
この学生服の広告には別バージョンがあった。
同じく学生服を着た思春期の男の子がきらきらとした笑顔で遠くを見つめ、
キャッチコピーはひと言、
「未来は、僕のなかにある」
* * *
幸せとか、喜びとか、希望とか、そんなものは案外、自分そのものだったりするんですねー。
「幸せはあなたのなかにあるんだね」
メリークリスマス♪