CRF450L フロントフォーク メンテナンス | 山派の手帖

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ZC33S+CRF450L

元旦と2日は仕事でしたが。

3日は出れそうだなと思って2日の夜車庫に行くと・・・

床が水浸しになっている。

えぇ・・・?なんだこれは??

とよく見てみると、フロントフォークから盛大にオイルが垂れてきている。

うわーマジか・・・

いや、実はこれ昨年におそらく既に若干漏れていたはずで。その時は洗車した後の水かと思っていたのですが、フォークオイルでした。情けない気づかんとは。

しかもまぁ当たり前ですが悪いことに、メーカーも何も正月休みで部品が出ない。

いやー参った。まぁしょうがないので部品を待ち、本日到着にて作業。





今までが運が良かったか。これを機に、フロントフォークメンテナンス工具一式を購入しました。

MT-09のKYB倒立フォークのように、フォークコンプレッサーみたいなのは要らないんですね。




すんげぇ出ている。なんせ停車しているだけで垂れてきている。

いやしかし思ったけど。何時から漏れてたんか分からんが・・・乗ったフィーリングの変化とか、そんなんに気づかないのって大分鈍感すぎるよな。





取り敢えず降ろして清掃。






フォークトップキャップを外してオイルを排出。

今回ちゃんと色々調べました。やる前に。

ここ近年のレーサー系のCRFフロントフォークは、SHOWAのツインチャンバーという方式?のようです。

CRF450Rやなんかも同じようで、海外の方が親切な動画を上げてくれていて、非常に参考になりました。これとか。






MT-09の倒立フォークとは全然構造が違うので、あの時の経験は役に立たず。





アクスルシャフトを仮止めする事で、チューブを下げるコンプレッサーの代わりみたいな感じになる。






手順通りにやりますが、↑のフォークセンターボルトロックナットで手痛いミスをしてしまいます。これは外す時ですが、組付けにミスしてしまいました。後で。





この辺まではつつがなく。




どうだろうかなと思っていたインナーチューブはそう酷い傷も無し。

ただダストシールとオイルシールは砂かな?ジャリっとした感触でした。嫌な。

とりあえずん所はこれらを交換して組み上げ。

と、組み上げてさぁホイールをセットと思いアクスルシャフトを通すと・・・通らない!

あれ?なんやこれ??と、インナーチューブの出ている寸法を測ると、数ミリ長さが違う。

えぇっ・・・と思ってそういえば・・・と先程のセンターボルトロックナット。

これが11~12mmが基準なのですが、作業している間にくるくる回ったようで、4mmしか無い・・・

これで寸法が変わってまったわけです。お陰でまたオイルを抜いて入れ直し・・・





で、再度組み上げてアクスルシャフト通してOK。いや・・・参った。

しかしお陰で構造が少し理解できました。


そういやこのツインチャンバータイプのって、油面のレベル出しが無いんですよ。

その代わりに、サービスマニュアルには、気温何度の時にどれだけの時間フォーク立てかけて居たらこれぐらいのフォークオイルが抜けますみたいなのが書いてある。

量で見ろって感じなのだろうか。

しかしまぁなんですよ。相当オイル抜けていたはずなのに、全然気づかないんだから笑

今回手順も分かったので、次回はフォークダンパーの方もやってみますかね。

ま、漏れが直ってからだけどね。そこを解決しとかないと、何がなんやら分からんなりそうなんで。


さっき試走して今のところはOK。ま、暫くは様子見だ。