NEWタイプのブラックサイレンサー、テスト継続中。 | WR'S ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

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日々の出来事を中心に現在開発中の製品に関しての情報や、その他バイクに関する情報等を書いていきたいと思いますので宜しくお願い致します。

皆様こんにちは。

連休明けの本日は10月15日という事で10月も折り返し地点、実質的に通常業務としては年内は残り2ヶ月余りとなりました。。。お盆休み明け後の我々業界は年末まであっという間…と言われていますが、今年は更にターボが効いた様な早さで(笑)、現在取り組んでいるサイレンサー内部システムを早く完成させなければと少し焦ってきています。。。

 

さて現在販売中のSS-OVAL F-BLACK TITANシリーズですが、おかげ様で大変ご好評を頂いており、写真のNinja250用を2023年3月にリリースして以降、現在では10車種を超えるスリップオン、フルエキゾーストでラインナップを展開させて頂いています。

純正っぽいマットブラック(艶消しブラック)の質感を嫌い、「艶消しブラックでありながら光沢感のある仕上がり」を目指し、リリースまで1年以上掛けて実走行テスト等を経てリリースしたのが「SS-OVAL F-BLACK TITAN仕様」になります。

 

そして実は同時並行的にメタリック系ブラックタイプも実走行テスト&紫外線テストを現在も継続中です。

それがコチラのサイレンサーです。

 

ピアノブラック…って呼びたいのですがヤ○ハさんの商標に引っ掛かりますので(笑)、ヤ○ハさんのピアノブラックを連想させる程の綺麗なメタリックブラック、今は「M-BLACK」としておきます(笑)※写真は2年超の実走行を終えたサイレンサーでの装着参考写真になります。

 

ブラックサイレンサーに関して現在はマットブラックが全盛の時代ですから、艶ありのメタリックブラックの需要は少ないと判断して現在に至りますが、当時試作完成したメタリックブラックの質感が良く、お蔵入りさせるのは勿体無いとの事で、来たるタイミングを見計らうべくF-BLACKと並行して実走行テスト、メタリックブラックの方はその後もテストを継続し現時点でのテスト期間は2年を軽く超える事となりました。

 

テスト車両はサイレンサー入り口部に触媒が内臓されており、サイレンサー構造上、排気熱的に負荷が掛かるシグナスを選択しています。

毎日往復40km弱、会社の駐輪場では常にサイレンサーが太陽の直射日光を受ける位置に停車、紫外線も存分に浴びる事約2年強になります(笑)

サイレンサーは(なるべく)毎週月曜日(休み明けは火曜)にチェック、敢えて手入れはせずチェック時に綺麗にします。

 

毎週と言いながら先週は結構雨天の日が多く、約2週間ぶりのチェックです。

(めちゃ汚れてる 笑)

 

サイレンサーを取り外し、塗膜チェックが終了したのでマフラーを装着し直して中性洗剤でマフラーを洗います。

 

どうでしょうか?丸2年以上実走行テストを繰り返し、触媒や排気熱、紫外線にも晒されたサイレンサーですが、メタリックブラックの質感はかなりのレベルで保たれています。

因みにちょっとした汚れは柔らかいウエスでそのまま拭いても塗装面をほぼ痛める事がなく汚れを除去出来ます。※経年テストの過程で敢えてそのままウエスを使用しています。実際には水洗い等、通常のお手入れをお願いします。

 

弊社の場合、F-BLACKのテストでも1年を費やしましたが、メタリックブラックという事でサイレンサー表面の艶がどこまで保てるのか?そして紫外線においてどの程度変化するのかの見極めの為にテストを継続しているのですが、テスト当初の輝きを100として、2年超を経過した時点での輝きは95前後の輝きを維持してくれている事から、車体カラーリングや特定の車種においてメタリックブラック「M-BLACK」のラインナップも視野に入れて行こうと思います。

 

それにしてもこの2年超、走行距離にして1万数千キロを走破してのこの質感、現時点で満点合格ではありますが、敢えて実走行テストを切り上げる必要は無いので引き続きテストは続行する予定です。

 

近く、もう数本追加してテストやフィッティング時の雰囲気等の確認作業を行いたいと思います。

 

という事で本日は、こんな気の遠くなる作業を少し知って欲しくてブログを書いてみました(笑)

また続報があればブログでお伝えさせて頂きます。

 

それでは今週も頑張って参りましょう。