皆様こんにちは。
本日から8月に入りました。
さて本日はここ最近多いお問い合わせで、触媒に関してになります。
「GSX-S125のフルエキは触媒内臓ですか?」や、「GSX-R125にフルエキ装着をしていますが触媒は入っていましたっけ?」等々、何故かGSX-R系が多いですね。。。って何で?(笑)
まず結論から申し上げますと、GSX-R(GSX-S)125用フルエキゾーストは年式に関わらず、触媒が内臓されています。また基本的に排気量問わず、JMCA認証(認定)マフラーの場合、2,000年以降の車両で純正触媒を取り外して交換するタイプのマフラーの場合は弊社に限らず何らかの触媒が必ず入っている筈です。
※GSX-R(GSX-S)125の場合、黄丸の部分にハニカム触媒が内臓されています。
「何らかの触媒」と書くと怪しそうに聞こえますね(笑)
一般的にはハニカム構造の触媒が知られていますが、そのハニカム構造の触媒一つとっても多種多様でその他、パンチングパイプに触媒コーティングした物や、パイプ内部に触媒コーティングしたパイプ触媒等があります。
パイプ触媒に関しては某メーカーの純正マフラーを製造しているサクラ工業㈱さんのS-CATが業界内では広く知られています。※「サクラ工業さん触媒、S-CAT」で検索すれば画像が出てくると思いますのでご興味のある方はどうぞ。
サクラ工業㈱さんはJMCA会員さんで、我々の為にアフターマフラー用触媒をラインナップしてくれており、それを車種・用途に合わせて使わせて頂いています。
これは00年~HORNET250の純正マフラーになりますが、「筒状触媒HECS」がパンチング触媒に該当します。
これは弊社HORNET250用スリップオンのカットモデルになりますが、同じサイレンサー構造を持つフルエキゾースト(既に廃盤)の場合、純正触媒を外す事になりますので、フルエキには黄丸のパンチングパイプ部に触媒コーティングしたパンチング触媒を使っていました。
この様に00年(21世紀)以降の車両で純正マフラーに入っている触媒を取り外す場合は、必ず触媒の装着が義務付けられており、その時々の排ガス試験を合格してはじめて公道用マフラーとしてリリース出来る事になるんですよね。
基本的には排ガス規制値をしっかりクリア出来るなら、特に触媒の種類は制限されていませんが、弊社の場合は現状販売している製品全てにハニカム触媒を採用しています。
スリップオンの場合、触媒を外さないタイプも多くありますので、その場合はスリップオン内部に触媒を内蔵しておらず、車検のあるバイクの場合は「純正触媒使用確認書(A4紙1枚)」という書類がマフラーに同梱されていますので、これで車検を受験する事が出来ます。
なのでマフラーを購入されましたら、必ず必要書類を車検証と合わせて保管する等して車検に備えて頂ければと思います。※車検の必要なクラス(小型二輪)にのみ排ガス関係書類が同梱しています。
という事で数年前になりますが、もう少し違った内容(性能面等)で触媒に関して投稿しているブログがありますので、ご興味のある方は宜しくお願い致します。※読み返すと文章がおかしく読みづらいです。すみません(笑)
(注意)下記のブログは2021年のブログであり、現在(2024年)においては更に排ガス規制が厳しくなっています。下記ブログはあくまでも当時のブログになりますので予めご理解頂けたらと思います。
それでは。