ダックス125 マフラー開発始まっています。 | ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

日々の出来事を中心に現在開発中の製品に関しての情報や、その他バイクに関する情報等を書いていきたいと思いますので宜しくお願い致します。

皆様こんにちは。

今週も何かと慌しくしているうちにあっという間に週末を迎え、週明け火曜日は11月に突入です。。。残すところラスト2ヶ月。。。

ホント、お盆休みが終わると毎年こんな感じで季節が過ぎていきますね(笑)

 

さてDAX125ですが、ブログの更新が出来ていませんが、新車なのでベンチ上でミッション等の慣らしをしながらも作業の方は進んでおります。

 

前回のブログでも書きましたが、今回はアップタイプのマフラーにする予定で準備を進めていますが、ノーマルマフラーの現時点でのフィーリングでは「なるほど、こういう事かな?」といった感じで、管長の長い理由を何となく感じたりしてます。(まぁ、よく勘違いもありますが笑)

 

スペック上、ボア・ストロークはGROMと同じながらエンジンパワーや発生回転数、そしてDAX125は4速ロータリー(GROMは5速ミッション)となっており、バイクのキャラクター自体も大きく異なりますが、上まで綺麗に伸びていってくれるのが印象的です。(速い!という意味ではないです)

 

因みにハンターカブと比べないのは私自身ハンターカブに乗った事がない事もありますが、GROMが10馬力を7,250rpmで発生するのに対してDAX125は9.4馬力を7,000rpmで発生という、そういった特性から遠心クラッチ車両ではありますが、キャラクター的にGROMと比較しながらマフラーの方向性を探っていきたいと思っています。

 

では早速エキゾーストパイプからになりますが、個人的には遠心クラッチのバイクはある程度のエキパイ管長が必要なのだろうと仮定して作業に入ります。

 

GROMの管長に対してかなり長い管長のエキパイを車体に合わせてレイアウトしていきます。

。。。っていうか、いきなりダウンタイプで造っていますが(笑)、ダウンの方が造るのに手馴れている事から、管長変更が容易に出来る事もあってまずはダウンタイプで造っていますが、ダウンタイプでのバランス面に関しても確認の為に見ておきたいという事もあります。

 

そしてダウンタイプの場合、サイレンサーの固定がそのままでは出来ないのでまずは準備です。

アルミパイプの材料が切れていましたので、ベンチテスト室に転がっていた、おそらくCB400SF用かな?のステーを切断加工して簡易のステーを製作する事にしました。

 

サイレンサーバンドを吊る位置は純正マフラーでも使用しているリヤサスより取る事に。

まぁ、こんなバランスですです。これはこれで案外ダウンも雰囲気が出そうな。。。

そしてセンターパイプはこれもGROM用のセンターパイプをベースにエキパイレイアウトを決めていきますが、出来上がったのがコチラです。

 

サイレンサーもGROM用のショートオーバルをまずはテストしてみる予定です。

 

試作してみるまではタンデムステップ位置が邪魔して、ダウンだとサイレンサーが後方になり過ぎて車体バランスが悪くなるだろうと考えていましたが。。。ダウンも悪くない。。。いや、むしろイケるかも?的な気がしてきました(笑)

 

「とりあえずテスト走行が出来る様に。。」と目測で造ったアルミステーですが、車体に沿ってクリアランスもしっかり確保出来ており、車体から張り出す事無くコンパクトに仕上がっています。。製作時間は10分でした(笑)

 

インナーパイプ径も現時点ではGROM用ですが、これは流石に太過ぎな感じにも思いますので、パンチングの内部構造も含めて数種類試す予定にしています。

 

一応念の為、車体バランスを見る為に屋外で確認してみることにしました。

 

こうして屋外に出して見てみると悪くはないのですが、個人的には大味な感じに見えてしまいますね。

特に黄丸で囲んだエキパイのレイアウトは最低地上高に関しては余裕を持ってしっかり確保出来ているのですが、見え方というか見せ方というのか大味な部分で、若干バランスが気になるところです。

 

現時点で管長を少しでも稼ぐ為にとエキパイレイアウトをクネクネさせているのですが、もう少しメリハリ感が出せると雰囲気も良くなりそうで、マフラーエンドはこれ以上後ろに伸ばしたくないところですが、最終的な管長が決まれば、その辺りはエキパイとセンターパイプのレイアウト次第で何とでも出来そうです。

って、書きながら既にダウンタイプに本気になってきてる自分がいますね。。。(笑)

 

エキパイヘッダーパイプの口径や管長違い、サイレンサーの仕様違いも含めてまずはしっかりデータを取りながら最終的にどうしていくのか決めていきたいと思います。

 

本日はここまでになります。

それでは10月最後の週末を楽しくお過ごし下さい。

私は11月のJMCA認証試験を受けるべく準備を進めていきたいと思っています。

 

それでは。