点火タイミングも、キャブセッティングとほとんど同等の奥深さがあります。
進角しすぎてもダメ、遅角しすぎてもダメですね。
まず最適な点火タイミングっていうのは、最大爆発圧力がATDC10あたりにくることだそうです。
燃焼には時間がかかるから、その時間を差し引いて点火する、これが進角ですね。
この燃焼時間が一定じゃないから、進角を可変する必要があるわけです。
どう一定じゃないのかっつ~と、圧力と混合気の濃さが一番影響します。
圧力が高いと、燃焼速度は速くなって、低いと遅くなるんです。
混合気は、濃いと速くなって、薄いと遅くなります。
んで、燃焼速度が速いってことは、遅く火をつける、遅角ですね。
燃焼速度が遅いと時間がかかるんだから早めに火をつける、進角です。
これが点火セッティングの基本になります。
感覚的には、進角しすぎは混合気が薄いように力なく回転が上がる感じで、
遅角しすぎは混合気が濃いのと似て、重っ苦しく回転の上がりがにぶいって感じです。
まず一般に回転が上がると進角・・・ ですよね。
これが間違いではないけど、正しくもない って感じです(笑
燃焼時間は一定だから、高回転では早めに点火しなければいけない って言われてますが
これは間違いです。
一定なのは燃焼核形成時間であって、燃焼時間は一定ではありません。
回転があがるということは、ピストンスピードがあがる。
そうすると圧縮スピードがあがりますよね。
これは圧力が上がったのと同じことになるんです。
てことは、燃焼速度は回転が上がると速くなるってことなんです。
燃焼核形成時間だけが一定なので、ある程度の回転までは進角させることになりますが
そのうち燃焼速度の上がり方が追い越すんで、最高回転では少し遅角にふるってことになるんです。
エンジン保護のために高回転では少し遅角させる、
それも確かにありますが、最適な点火タイミングもそういうカーブになるんですね。
それからアクセル開けたら進角。
これは完全に間違いです。
アクセル開けるってことは、
大量に混合気が入る → 圧力上がる → 燃焼速度速くなる → 遅角 になります(^^)b
でも実際にアクセル開けたら進角させたほうが調子いいじゃん。
これも良くいわれます(^^ゞ
基本的にはアクセル開けたら遅角なんですが、
アクセル一定で走行してるときってそんなにパワーいらないですよね。
だからそれほど進角させなくてもいい。
それでパワーのいる開け始めのほうが進角になるってことです。
これで、アクセル開ける → 進角 と錯覚を起こすわけです。
燃調でいうところの、理想空燃比、経済空燃比、パワー空燃比がちがうようなものですね。
混合気が濃いと火がつきにくいから進角。
これも間違いです。
混合気が濃いってことは、ガソリン分子と酸素分子が出会う確立が高くなるから
燃焼速度が速くなる ということだそうです。