80年代までのドイツ製品は何か特別な感じがある。大量に売ることよりも、職人のこだわりが尊重される。マイスターなんて言葉を日本でよく聞くようになってきたのもこの頃からかと思う。
機械に対する生真面目な崇拝?。 「世の中で一番怖いのは幽霊」。と答える日本人に対して、それは「人間」と答えるリアリティ人種。
周りを気にして規則を守る日本人に対して、規則で決まったから守る、という。一種頑固頑迷な感じを持つ人々。いずれにせよ 人間中心で回る西洋人の中でも、とりわけ 人間が発明した「科学」や定義した「規律」というツールを最大限信じて、ある意味 非人間的にさえ進む人たちと勝手に考えている。
レカロの往時の最高品CSEも その当時のレカロが「医者が勧める椅子」という触れ込みで、二客で50マン以上していたシートで、 シートごときにこんなに真剣になってしまって良いのだろうか?(笑) と思うほど、思いつめた造りになっている。
当時は、あらゆる姿勢の人たちに対応出来うる椅子という事で、ありとあらゆるところが゛電動で動いたり、膨らんだりして、その姿勢をサポートしてくれた。ずぼらな自分は 一度設定を変えると2度と同じに戻すことが出来ずいつも途方に暮れるのだった(今も、、)
当時、それをまねた国産シートメーカがやはり盛んに色々いじれる椅子を出していたが、所詮はコストの限界、見た目だけのどう調整しても大して座り心地が変わらない 発砲ウレタンシート。相変わらず長く乗ると腰が痛い。。。というものばかりだったような気がする...
その点、このCSEは堅めの座面もあり、明らかに調整で座り心地が変わるもんで、逆にその調整を出すのに一苦労。 どう調整しようと座ってしまえば同じ感じのナンチャッテ物と違い苦労したのだった。(笑)
このCSEは その中でも貴重なというか今ではラインナップに無くなった水牛革(バッファロー革)タイプになっている。
皮のシボが深くて、厚く、ゴワっというか、かなり堅い感じだ。
(ワシントン条約で バッファロー革は輸出入禁止と聞いてたが、それはアメリカ製だけみたいだ。 まあコストが高い割に人気がなかったのかもしれない。普通の牛革の方が椅子としてのフィット感は良い気がする。。所詮 車の椅子は消耗品の意味合いが強いもんな、、)
最近 これを載せている500Eの価格がうなぎ上りになっており、手放すときはこの椅子は外そう、、、と思いながら、今日もシートポジションがまた判らなくなり、あっちこっちをいじって 苦労しているのだった。
