ロータス1 2 3が遂に終焉だそうだ。
会社勤めして初めてマクロを駆使した業務ソフトがこれだった。

当時戦略的総務部(?なんだそりゃ)とかの立ち上げに駆りだされた自分は、良く判らないまま専用PCと情報システム部の汎用マシンの専用端末。それに「初めての123」って本一冊(笑)を与えられ、当時の所属部署からホッポリ出された。 (自分そんなの多いなー 笑)


部署片隅のデスクに移った自分は、「戦略的総務ってナンダヨ。。。」と

意味がわからないまま


兼任の上司と話をすると、「○×▲ ○■××~~」

まるで意味が判らない。


「まっ色々考えてーー」と兼任上司は逃げるように持ち場に去って

いってしまった。。。


後に残ったのはパソコンと汎用機用専用端末、それに「初めての1 2 3」笑。


しょうがないのでこの本を読みながら、ロータスの勉強を始めたのだった。

もちろん今まで表計算ソフトを使った事は全く無く、、、、


一体何ができるんだ。。。。


何日か本を読みながらソフトを弄っていてようやくイメージが湧いてきた。

今までの会社の売上データは個別商品管理、粗利管理、在庫管理等等~ 会社のあらゆるデータは汎用大型コンピュータに記録されていた。この

データを読み出す時には条件設定をして結果をプリントアウトする感じ。言語はコボルだったと思うが、条件設定がカード入力を想起させるような古いタイプで、尚且つ設定は一回一つしか出来ないので色々な条件をダイナミックに変えてシュミレーションするのが大変(てか ほぼ出来ない)。

これをPCベースのアプリソフト上に展開すれば、売上管理や予想、在庫状況などが予測含めて出来るのではないか??てのが上の読みだったらしい。
が、そんなの誰がヤンの?大体出来んの?情シスは自分達の仕事が減るので非協力だし、、、どうする。 あっアイツ(あのバカ)にヤラセリャいいやっ!!

という事で自分にお鉢が回った来たらしいのだった。

うーんん。くまった。コボルとかシラネーシナーー。

しょうがないので、翌日から情シスに入り浸る。
(ここ女性が多くてしかも綺麗どころが多いので自然と足も向くのだった)

最初は出来ない出来ない、と言われ続けるが、しつこく色々と聞いて回ると、データをテキストデータで吐き出せる事が判ってきた。ただ情シスもそんな事やったこと無い。きちんとデータが出るか判らないと何度も念押しされる。

いいからいいからって事で、試しに売上データだけに絞ってテキスト吐き出しさせてみた。
フロッピーで渡されたデータをpcで読み込んでみたが何度も文字化け。。そのたびに設定を変えようやく、意味のあるデータを取る事に成功した。が、出てきたデータはシリアルの連続データで全く区切りが無い、しかも品番は全てコード表記でしかもなんだか文字化け気味。。
その出てきたその売上データらしきものを、切った張った置き換えしながらようやく売上のデータに完成するのに半日掛かってしまった。
これじゃ駄目だ。。。たった数日分の売上データだけでこんなにかかってちゃ使い物にならないよ。。。
更にデータを詳細に見ていくと、吐き出されるデータにはある規則性があるのがわかってきた。相当入り組んでいたが規則は規則。それに則って変換すると見事売上データに変わってくれる。
おっ行けるね。

じゃ、次にこの変換プログラムをどうしようか?自分が使えるのはベーシックかC、ただ表計算ソフト上で使うので一般プログラムだと親和性が良くないかな(当時はそんな感じだった)。

また「初めての123」をじっくり眺める。と、「へーマクロねーー。」恥ずかしながらこのマクロって存在をそれまで知らなかった。操作手順を自動化できルーチン用や情報処理用にプログラムも組める。これ便利だな。

それから暫くマクロを組んでロータスを走らせてみていたが、、段々壁が見えてくる。

ちょっと機能が足りない。。やりたい事がかなり上位層レベルまでになってしまっていて足りないコマンド機能が出てきていた。。仕方が無い。計算処理ですぐ回答が必要じゃない所はバッチで行う事にして、既存コマンドを組み合わせて新しいコマンドを創出した。(当時これをCPUに準えて、RISC処理と勝手に名づけていた)。

これなら時間は掛かるが欲しい機能が実現できる。ただこれでもまだ足りない。

今度は引数を外に積極に出していき(普通出さないような部分や引数といえないようなもんまで強引に出した)、表計算の値が変わるとここの値も変わるか消え、すると同じプログラムが違う動きをするようなのを考え出した。これで相当プログラムがシンプルになる事が出来た。

がこれでもまだ足りない。今度はロータスが抱えている欠点(というかバグかな?一般的にはその部分は使わないで回避する方法を取る)を使ってトリッキーな動きをさせる仕組みを考えた。いくつのソフトは何回か動かすと一回は止まってしまうような安定しない動きを示したがそれ以外はきちんと動いていたので良しとした。

そんなこんなで、ようやくソフトが完成。

情シスからデータをダウンロードしてくるとバッチ処理で売上、粗利、数量、在庫等などのデータを全国レベルで全てまとめ上げる。ただデータが膨大で、情シスから出てくるのに一時間。PCでバッチ処理するのに半日ぐらいかかるシステムになってしまった。

途中で、計算を仮想的に処理する手法を入れ込んだりして、最後二時間程度まで処理時間を縮めたものの、まっこれが当時のPCの限界だったのだと思う。

このシステムが完成して、部署の報告形態や売上管理の仕組みが根本から変わったので、
最初いっていた戦略的っては達成できたと思う。

あの日逃げる去って言った兼任上司が、自慢げに役員にシステムの説明を(自分が開発したかのように)していたのは今でもよく覚えている 笑。

あの頃五反田ロータスで123の先生になるための試験を受けた事が有ったが、試験があまりに簡単ですぐ資格が取れてしまった。
失業してもOA化コンサルとして食えるねーーなんて思っていたが。。。


そのロータスももう無いんだねー。。感慨深い。