内燃エンジンって、まっ大体が4(か2)サイクルで、吸入/圧縮/膨張/排気っていう行程は世界共通。
スリーブバルブエンジンもこれに漏れず、ただ大きく違うのは吸排気の為にパペットバルブは使わず、
スリーブバルブってシリンダー壁そのものが動いて、一部穴の空いた口から排気吸気している、
二重筒構造シリンダーの内側のシリンダーが、ピストンの動きとは別個に動いているイメージだろうか。
パペットと違って、構造が簡単(そうに見える)、パペットにありがちな圧縮漏れとかなさそう(に見える)なーんて理由から(そうそう一番の理由は給排気の口がガパッと開いて効率よさそうってのだった)一時期各国が血眼になって開発に走ったエンジンだそうだ。ただ世界の中で実用まで含んだ、またそのエンジンが名機として語られているのは、世界で唯一 英国ブリストル社の開発したスリーブバルブエンジンで
後にも先にもこのただ一つだそうだ。
ドイツもフランスもアメリカもそして日本も開発したものの結局は実用までもって行く事はできなかったそうで、
自分的にはこのスリーブバルブエンジンってのは非常に気になっているエンジンの一つ。
他メーカは シリンダ自身が摺動する抵抗の大きさ、密閉不足によるオイル消費の多さ、吸排気漏れなどなどの問題をクリアする事が出来なかったそうで、パベットバルブの性能が上るにつれて、スリーブバルブのメリットをパベットバルブが上回ってエンジン性能を出す事が出来るようななった事から、フォロワーが出ず。ブリストルのスリーブバルブエンジンも飛行機自身がジェットエンジンに取って代わる事で開発が終わってしまい、結局幻となってしまったそうだ。
10年以上前に日野自動車の元技術役員の方が書かれた
「20世紀のエンジン史―スリーブバルブと航空ディーゼルの興亡」を読んで非常に感動したことを思い出しので書いておこ