東電の杜撰な原子力管理、政府の危機対応力の弱さ、関東のインフラに対しての管理統制が取れず混乱を招いている事、 連日マスコミがその他あらゆる事に対して批判を繰り返している。
街にでれば普通のおばちゃん達まで不自由な生活に不満と批判を言い募っている。
で、この批判の先に何があるのかなと思う。
批判するなと言っている訳じゃない。為政者を批判を通じてより現実に即した対応に持っていくことも当然可能だろうマスコミなら。批判するだけで満足していちゃいけないよって事が言いたいだけだ。
別に対案なんか無くても良い。
でも批判するならば、その為政者や責任者の誤りを共に考え正していく姿勢は必要ではないだろうか?
例えば、東電の計画停電の件。マスコミは東電の誤りを指弾糾弾する。
が、それ以外に
その告知情報の穴、空白部分を解かり易く解きほぐし、東電自身が理解してない状況を鑑みてどう市民生活がせめて円滑に進むのかをマスコミュケーション側の力(広域な告知能力、良い意味で啓蒙)を発揮して解決できないだろうか?。
とりあえず批判しときゃ良いという感じの自省の無いタレント上がりが司会者のニュース番組を見る度に
批判し指弾し、「けしからん責任者出て来いっ!」とこぶしを振り上げて悦にいって見せても、混乱は相変わらずで困る状況にも変わりは無いんだけど、、、と。
ちょっと昔、自衛隊批判が花盛り、マスコミ揃って亡国の軍隊とか、違憲の皇軍とか言われていた頃(ほんとに言ってたかな?)、ある人が言っていた話が思い出される。
「皆さん自衛隊って違憲ですよね。大体おかしいですよ、戦争の為の軍隊を平和の軍隊だなんて言いくるめて、それにその装備も無駄が多くて十分じゃないそうでしょ。国民を欺くのもいい加減にしてほしいですね。
で、そこで皆さんに一つ質問なんですが、戦争が起こるとまず一番に困るのは誰だと思います?」
「正解は、 自衛隊です。
だってそうでしょ。いの一番で戦地に自分の意思とは別で行かなきゃ行けないんだから、しかもさっき言ったように装備も十分じゃないんですよ。隊員には皆妻や子、親御さんもいる訳で、別に戦争が三度の飯より好きな集団じゃないですから、国民を守るって大儀の為って、後ろ指指している他人の為に死にたくないですよね。
という訳で、皆さんが大嫌いな自衛隊が、誰の為にあるのかもう一度考えてみませんか?」
確かそんな話だったと覚えている。
その話を聞いた時に、批判してそれで満足してしまって何かを成し遂げたような気になっちゃいけないんだなーと思ったのを思い出す。
原発で被爆しながら作業に従事している東電関係者、できるだけ事態を正確に伝えようと結局発表が後手に回ってしまう政府関係者。一生懸命やってる人間に結果が出てないから駄目だと言うその前に、何か協力できる事はないか? 翻ってあの地震が起きた時、自分含めどれだけの人がそれを見越して「立派な地震対策」が出来ていたのか?
石原都知事が、「今の日本人には我欲しかない」と言ったのもそういうところなのだと思っている。
ただ、それが「今の日本人」なのか、前からそうなのかはちょっと難しいところかとは思う。