もう閉店してしまった、大田区の洋食屋一富士の 通り向かい側にあるラーメン屋。
ラーメンランキングでも上位に出てきていて旨いという話。

数年前か、夜何度か食べていた事がある。ここの拘りのラーメンは、麺はデュラムセモリナ粉をどうしたで、そば粉とブレンドして熟成したなんたら。
拘りの豚骨は部位を選んでアータラで、スープは勿論Wスープ。鰹や煮干しはナントカの、チャーシューはナントカ豚の焼豚(チャーシュー)で、煮豚じゃなくて炭火で炙るから香ばしさがどったらあったら。。。と、まっそういうなんかいろんな要素をぶち込んだラーメンだ。

この手のこだわり全開の飲食店って最近は本当に多くて、

なんとかってブランド牛や豚への拘りとか

はもちろん。

無化調(これ無添加、無化学調味料って事かな)は絶対で、無農薬有機栽

培、土から拘りましただの、

幻のナントカって品種を、元なんとかの一流シェフがどうしたこうした等な

ど。


何だかあれもこれもと、差別化のためのアイテムが連なってる場合が多い

ような気がする。

で、こういうのを見るたびに、子供の頃エンジンチューニングしたら、、


ボアアップして、、、ハイカム入れて、ビックバルブに、鍛造ピストン、コンロ

ッド、ウェーバー三連でタコ足入れて、、 はいっ! ノーマルの100馬力アップ

になりました。って夢見てた事を思い出す。

なんだか、アイテムを買い足せば、自分を強化していく事ができるRPGの

ような、


この食べ物は、化調が入ってるから、絶対に天然素材の勝ち、という極々

単純化した「美味しんぼ」のような世界観というのか、、


なんかとても子供っぽい気がしてしまう。


さっきのエンジン。実際そんな部品を換えるだけじゃ出力は出やしない。

各部品を摺り合わせるバランスが必要で、80年代、スペック競争に明け暮

れた国産車が、それよりはるかにスペックでは劣る欧州車に、やっぱりな

ぜだが車としてのバランスの良さでは敵わなかったのと同じ理屈だ。

ようは料理ってのもそうなんだと思う。

それを無視して各要素をいくらグレードアップしても、カタログデータに夢

中になってるだけみたいなもんじゃないのかなーと思っている。

ここのラーメンも結局そんな味だった。(今は知らないが、、、)

同じ東急線沿線 池上駅にある楠竜ってラーメン屋は対極を行っていて、

比較すると面白い。


ここはまさにバランスだけの店だ。 

麺なんかよくスーパーで売ってる袋入のマルちゃんの麺を、あのまま使っ

ている(笑い) でも旨い。


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食い物って不思議だなーと思う。