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ウェッジウッドとかミントンとか、ロイヤルなんとかとか 英国にはいろんな皿メーカがあるそうだ。
名前はなんか聞いたことあるよな。

で、このウェッジ~とかミントンとかのオーナーは実は同じ人物。そしてこの人が昨年破産した。
で、この超有名な二つのブランドはアメリカの投資会社等がそれぞれ買い取った。

でどうなったか?

ミントンの場合。
今まで手で書いていた皿のガラをプリント印刷に、工房をインドネシアの工場に移し、大量生産でスーパーで安売りするという戦略に出るらしい。

ウェッジ〃
数ヶ月前、この工房の「マイスター」と言われる人物が来日し、その場で皿の絵付けをしながら説明するという話をテレビでも取り上げていたがー、実は彼はこの会社に入社してまだ数ヶ月の人物。
絵付けの作業の手際も明らかにおかしかったそうだ。

つまり、両社とも世界的な有名なブランドの神通力が通じるうちに、ブランド力を食い荒らして荒稼ぎする戦略らしい。
これまで構築したブランド力で安物を作り、大量販売してザックザックと金儲け。果てにブランドが毀損し無価値(飽きられたら)になったらそれ自身をほうり捨てれば良い、という考えのようだ。

「ジャガー」や「シボレー」なんて安物自転車のブランドに相通じるものなのかも知れない。
(あっ、でもこっちは、ふた昔前中国製の安物靴に 「SONY」ってブランドが付いてたのと同じノリか?)

イギリスの有名陶磁器メーカはほとんどが自社生産をやめて外注化していたり、アラブの金持ちに買われていたりなんだりで、この二社と似たりよったりとのこと。

有名陶磁器メーカという事だと、もっとも地味なロイヤルクラウンなんとかってメーカだけは、いまだに頑なに伝統を守っている。(というより、流行に乗り遅れ地道にやり続けていたら、時代が再び回って来た、一周遅れでおいついてしまったって事らしい)

この手の話を聞くたびに、「ブランド」って何かなーと考える。ブランドが「信頼や安心」を示しているのだとしたら、この手の話は、ちょっと間違えれば信頼を裏切る詐欺行為になるんではないか?でも、所詮皿やコップなんて、その機能を満たしていれば良いと考えるとそうでもないか? 大体「信頼」ってなによ。その皿に寄せる勝手な憧れや思い込みの事か?ということで、
ブランドが「所持する事での人との差別化」なのだとしたら、その記号は有効なのだから問題ないのかな。
「あっ、でも ブランドが記号だとしても、それを保持し継続することをせずに毀損する方向にもって行っていってるんだから、やっぱりひどい行為なんではないか」
などとつらつら考えるのであった。ただ、時代から取り残されて潰れる私企業なのであれば、その商品の芸術性がいくら高いといっても、所詮商品。今の時代にニーズが無いと言うことか。
ならば、潰れたブランドを商行為の中で適正に売買しそれをどう使おうと全く文句を言う筋合いはないのだが、、、やっぱなんか腑に落ちない。

なーんて話を、とある人に聞いていたが、
でこのもっとも地味なロイヤル社のペーパーウェィトを二つほど持っている。
なぜに自分がといえば、この二つとも生地はイギリスの社のものだが、
絵付けを日本の柿右衛門がしている変り種だからだ。
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もともとが、イギリス陶器のケバケバしい派手さがあまり好きではないので、観にいった時買うつもりも無かったのが、この柿右衛門の絵付けの奴だけは全く別。ロイヤルの形のかわいらしさと、このシッブイ色合い柿右衛門の絵付けは「なんかいいなーーこれっ」と一目ぼれしてしまい、「在庫で出てきたので安くしときます」という話に後先考えずに買ってしまったのだ。

しかしペーパーウェィトなんてそんなライフスタイルを持ち合わせない自分は、時々ロイヤル、柿右衛門コラボモデルを眺めては、ちょっとしみじみしているのだった。