手持ちの自転車をレストアすることにして、付いている部品を仔細に眺める日々が続いている。
レバーが凸型後期型カンパとなっている。その上フリーはウルトラ6と専用ナローチェーン
オールメッキのランドナーフレームは齢30歳を超え今なお良く走る。 これに付いている変速機はフロントが
サンツアーサイクロンの初期型の黒

リアはカンパの横型ラリー。
レバーが凸型後期型カンパとなっている。その上フリーはウルトラ6と専用ナローチェーン(題名含め、既にわからない人は全くわからない名詞の羅列だ。ホントにおたくっぽいな自分は、、、とちょっと誇らしく思う。今日はこのまま文章を進めてみよう)
正直今考えるに、この組み合わせは最悪な組み合わせだった。
ラリーはワイドキャパと言いながら歯数の組み会わせをかなり選ぶタイプで、前後共にインナーに落とすと、テンションスプリングがもうチエンのタルミを吸収しきれない。
かといってこれ以上チェンを詰めたりすると、前後アウターの状態で、ジョッキープーリーがチェンから外れ気味で話にならない。
その上カンパでは珍しいダブルテンション横型パンタの完成度が低いのか変速もスパッとしていない。
更にこの変速がナマクラな感じは前田のウルトラ6という、当時としては細く且つしなり易いチェンも影響を大きくしている。
いっくらレバーを引いてもまずはチェンがしなってしまって歯間を動いてくれないのだ。。
更に更に、フロントのサイクロン。ローノーマルのこいつは酷い。踏んでる限り絶対に変速してもローに落ちない。
(初期型はリターンスプリングが丸断面のバネだったが、改良型は角断面になっていて少し改良したらしい。)
勝手にメモリーシフト化しているのであった。
トドメはカンパの改悪といわれたネジワッシャー入りのレバーで、これいっくら締めてもドンドン緩んでくる。最後ロックタイトでようやく緩まなくなったが、必要以上に締めこんで使っていたので引きが重くて重くて、、、
、、と自分の持っている舶来、高級パーツにおける偏在した思いはこの頃の経験が大きいのだと思う。
(まっ選択した自分が悪いわけですが)
このあと、キチンと調整した往時のフルカンパロードに乗ってみて、その変速の軽さ、切れ味の良さ(スパッというかシュパっていう)。確実な変速の感じ(変速完了するまでシフトの移動量が正確ってかナマクラじゃない)てのを体験して目からウロコだった。
最近、このFDのサイクロンをランドナーから外した。
再生しているシルクに付けるためだ。
元々この初期型サイクロンは原サイクルオリジナルで出していたこのシルクロードに付いていた物だからだ。
レストア待ちのランドナーは、当初カンパレコードのFDを付けるハズで新品も持っていたが、ワイヤーやスプリングを使わない、ロッド式に改造してくれるという今は亡き長沼製作所に預けてしまい、
「ちょっとの間付けとこっ」。
と思って、シルクのサイクロンを付けたまま幾年月となってしまっていた。
結局カンパはロッド式になることも無く、長沼氏は逝去しFDもどこかにいってしまい、自分は自分でサイクロンをランドナーから取り外すことも無く今になってしまっていた。
取り外した後には、カンパのナメクジFDを中古で買って今回着けてみた。
このFD軽く40年前の製品だよね、、、パンタ全体にヤレが出ていてテンションが掛かるとまずはガイドプレートがちょっと傾いでからパラレロするので大丈夫かいなと思ったが、、、、この変速機サイクロンより遥かにスパッと変速する。確実にガイドブレートがチェンをすくって変速する感じがはっきり判り尚且つ剛性も高い(ナメクジは低いって言われてたのに、、、)
今レストアしているシルクについていたリヤは、シマノクレーン初期型。
この変速も思い出の中ではちょっともっさりしていた。唯一ジュラのWレバーは未だに白アルマイトが綺麗にかかりデザインも良く気に入っている。
(特にネジの緩み止めバネが非常に有効で絶対に緩まない。このデザインと機能は良いよなー)
デュラエースが軽合金だからジュラ(ルミン)エースと呼ばれ、コンポの考え方も進んでいない当時。
RDは「クレーン」がジュラ代わり。この後のデュラシリーズも本場の欧州レースではその信頼性に難が有りシマノ技術陣は大いに悩んだという。
やっぱり海外製品の品質は当時まだまだ遠いところにあったのだなーと実感するのであった。