
※この写真はおそらくR2-4だと思う
今はなくなってしまった自転車メーカは一杯あるが、当時から高品質が売りで、マスプロと言いながら比較的規模が小さく、競輪に積極的にフレームを提供していて、(ラグレス等)技術力があり、趣味性が高いようなイメージがある。
それが今は無き 片倉シルクの一般評価じゃないかと思う。
ただキャンピング車が有名で、「頑丈な」ってイメージから「高品質」って風になっていったのが、市場の未成熟を象徴していて悲しい。
(※例 車の場合、タクシーで使用され壊れず頑丈だから→その車はトヨタだから→だから高品質。という図式)
これが同じように無くなってしまったといえ、「ツノダ」や「セキネ」とかのメーカーだとこうは行かない。
(ただもっと言うと、、、、、
といってもこれは、自転車がまだ「バイク」じゃなくて「自転車」だった頃の話
外国車に憧れがあるものの手に入れるのは二苦労。
国産メーカは実用者の販売に熱心で、自転車レースって競輪の事?なんていう認識程度
エディメルクスなんて(往時の欧州ロードレースの神様)名称を ジュニア自転車(通称お祭り自転車)まで展開してしまう程度の市場の成熟度の時代。なので割り引いて考える必要はあると思う。
→ 当時の入門車 BSユーラシアとかにさえ郷愁からかネットで高値が付いていて特にそう思う。)
でこの頃のシルクのフレームを二本持っている。
シルク R2-5(ロードレーサー) と シルク スピードマスターDX(快走車→今のスポルティフ)
R2は 親父が業界関係に関わっていたときに、自ら感化されて買った我が家の元祖お座敷自転車。
中野にある原サイクルっていう老舗ショップのセミオーダー車だった。
当時の 国産一級部品(一流でなく)が使われていた。
随分前に、R2はオレンジに塗り替えて自分が乗っていたが、もう部品の規格が大幅に変わってきて今レストアしとかないと、金が掛かってしょうが無い(みんながネットで大人買いしてるんで 笑)と思い重い腰を上げた。
まずどこで塗りなおすか?
これは「絹自転車工房」に決定。ここは 片倉退社のビルダーがやっている店で「シルク・ラブ」に彩られていて余計な説明がいらなそうなんで即決定。
今回のレストアは、基本「元に戻す」なので、余計にちょうど良い。
で先週、ここにフレームを持ち込む。代表と話をすると、やはり自分のような依頼は大変多いらしい。
「BSダイヤモンドのレストアもしょっちゅう来ます。BSが相手にしないみたいで、、、」
往時から売るのに熱心で、大量生産&売上アップを至上命題の大企業なのだからそりゃそうだよなー。
(売るために市場を作ってきたってやつ?)
当時の字体のロゴからシールから全部あるとの事で、色もパールホワイトっていうだけで
「ええーええこの色よりもうチョット色が乳色の奴ね」と近くにある白い自転車を指差す。
おお良いねー。 ちょっと盲点だったのは、メッキの件。このフレームは 前後ホーク1/2メッキって奴で、先っぽ半分がメッキで出ているタイプが以前オールペンしてしまった。で、当然これを剥離すれば即メッキはOKとおもったら、、、
「皆さんそういいますが、大抵(メッキは)駄目ですね」
ようは、オールペンするときに、プロはメッキの表面を(薬品やヤスリで)荒らして塗装のつきをよくする事が多いとの事。
「素人さんがやったらなら塗装を剥がせばOKですけど、まっプロの業者の場合は大抵駄目かなー、、、、」
ちっ 誤算だった。
まっこうなったらオールメッキでもしてしまおう。
(既に自分も見境がなくなっている。まあ亡父の思い出と言うことで強制的に納得)
塗料は今風、ウレタン塗装だそうだ。もしかすると以前のラッカー焼付けとは発色が違うかも知れないがーー
と言ってあんなパリパリ割れるような塗装に拘るつもりは全く無いのでそれで良しとする。
部品は当時の奴(大体があまり使っていない)があるし、まっその後買い込んでいたのがあるから組むのに部品は困らないだろう。
ハンドルバーだけは、ドロップからブルホーンにして、必要ならばドロヨケだけは着けようかと思っている。