イメージ 1

ペラトン式自動巻きという機構が有名な IWC キャリバー8541
http://www.wur-japan.com/siryo/iwc-1.htm

元々キャリバー85として発表された技術者ペラトンさんが開発した自動巻時計。
その後852系→853→854と進化していたキャリバーに、 デート機能の付けたのが 8531や8541
最後 ハック機能とデート早送りを付け加えた最終形として 8541Bとなり(←これ間違い。8541にもデート早送りは付いてた。ハックが付いたのが8541B)、
その頃起こったクォーツショックで、全てがご破算になってしまった機械式キャリバー。(70年代には姿を消してしまう)

両巻きローターの巻き上げ効率は高く、耐衝撃性も精度も非常に良く、しかも部品一つ一つがしっかりした作りで頑丈。
まさにオールマイティな名キャリバーだ。
メンテが良い機械なら、今でも日差数秒程度で普通に動く。

人によっては、853までのチラネジテンプから、スムーステンプに移行した854系は、「コストダウンキャリバー」と言われてもいるが、実際はクオーツショック前の製品ゆえ、作りはやっぱり丁寧。
70年代に入る頃は、どこのメーカも既存のキャリバーの仕上げを落としたりして生産性を高めてコストを下げようなんて健気な努力をする前の頃の製品でもあるので見えないところの仕上げもとてもよい。

で、その時計。
買ってしまった。。。。。。
製造は'68年頃 クォーツショック前夜の1番光り輝いていた頃。
この数年後に、東洋の島国の時計によって、スイス時計王国そのものが瓦解するなんてだーれも考えていなかった頃の時計だ。

手元で元気良く動いている時計を見ながら、それでも 機械式時計が芸術品って感じになるためには、クォーツショックがあったから、そのお陰だからだよなーとも思うのだった。

希少にならないと、その価値を見出せない自分のバカさ加減にうんざりもするのであった。
(だってこの時計そのものの、絶対的価値は全く変わってないもんな)