
年末あっという間に、エンジンを再度組み上げていた。
思えば、このモンテは、自分が持っていた頃から、ノーマルエンジンからの載せ換えが二度、社長になってから三度目で
都合五回もエンジンを載せ換えている。
直前に棚落ちしたとき、社長はこのレース屋の親父が組んだエンジンに、大きく首をひねっていた。
「なんだがしらねーけど これバルタイの取り方が変だし、ピストンのバルブリセスの切り方も、なんでこんな位置に切ってるのか良く判らん。。。変なエンジンだなー」
と言っていたが、
その後色々と、レース関係者からヒアリングをして、これはこれで馬力を出していくための工夫だと言うことが判ったらしい。
「なんかよー 排気バルブの開き方が 普通とは違うタイミングの開き方してて、変だなと思ったけど。
確かに、そのバルタイに併せてリセスも切ってあったぞコレ。最初バルタイ滅茶苦茶だなーと思ったけど、
そのやり方、レース関係者に聞いたら、チューニングのやり方でそれだと確かに馬力が出るらしいわ。
レース屋のノウハウらしいなこれっ。」
えーーー そうなんだ。それって※オーバーラップが凄いって事じゃなくて??
「んなんじゃねーよっ。(知ったかぶりすんな!)」
(※バルブのオーバーラップが大きい
エキゾーストバルブがまだあいてる内に、インテークが開く。すると、燃料が排気の力で気筒内に吸い込まれて充填効率が高くなり馬力が出る。
詳細は以下
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%96%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97
という話だった。ヤクザな親父だったけど、さすがレース屋の親父。腕は確かだったのかもしれん。
「まっでもこんな耐久性の低いエンジンじゃダメダロ スプリントレースじゃねーんだからっ!!」
という、社長の話にも深く納得してるのだった。
今度の新しいエンジンは、アバルトのピストンを使って、44φウェーバーのサイドドラフト圧縮は11程度かな。
この手の古めのエンジンは、やはりメカっぽいウェーバーが良く似合う。
インマニも、半年前にイギリスから通販で買ったアルミ鋳物に換えている。
(取り付けネジ穴が開いてなくて、苦労して開けたそうだ。)
「ホイールスピンするぐらいには馬力も出てる」との事で、
おそるおそる、、あのーーー懲りてなければまた乗せてもらっていい?
という提案に
「おおっ いいよっ」と快諾だった。
今度乗らせてもらおう。