イメージ 1

ネットで結構安く手に入れた Venus175を載っけた ハーマン製クロノグラフ。

はーー。
またまたクロノの調子が悪い。
と いうか、元々再修理から上がってきた時から、クロノ動作で スモセコの動きが明らかに遅くなり、一分も計測すると、クロノともども時計自体が止まってしまう状態だった。

あーあ。ということで数ヶ月経ってしまったが 再々修理に時計屋に相談に、、、、
症状を伝えると、開口一番。
「ああーーー やっぱり。」

、、、予想してたのね、、。

クロノを動作させているランナー歯車の、歯の減り具合が均一でない。
その歯車同士を歯の減っている方に合わせ、キツメに当たるように調整すると、減ってる部分は良いものの、今度は減っていない歯の部分が当たると、そこでギシギシとアタリが強すぎて止まってしまうらしい。その按配がどうもうまくねーーーとの事。

うーん、、、、困ったなーと思ったが。

「解りましたっ。再度調整する!。何とかするから時間頂戴。」
と たのもしいお答えが。

海外ネットでは デッドストック品のランナーも売りに出ているのでいざとなれば買おうかとも思っているが、

この頃のムーブメーカは、
各時計メーカ毎に小ロットでの受注生産だったらしく、どうも ロットによって多少部品の精度上の誤差があるらしい。

そのため現在の時計のように部品をポン換えしても精度が出なかったり、また 経年により均等に減っている他の各部品との整合が取れずに期待したようにはあまり上手く直らないらしい。

「結局この当時のムーブ自体の低めの精度を、最終的な調整や改造することで時計メーカが保障していたわけで、、、」

極度に精度や公差が追い詰められた、現在の高い工作精度に慣れてまっている現代人しては、そんな話を聞くと、ちょっと「ハッと」してしまう。

そう、この当時の時計は装飾品ではなくて、先端の精密機械製品で、ムーブメーカとセットメーカが共同で一つの時計の精度を追っていったんだなー。

現代の時計メーカー同士の、精度技術のしのぎ合いではなくて、「いかに立派に、高価格に見せるか」っていう、マーケ主導の戦略とは根本が違うんだなー。

もちろんどっちが良い悪いなんてことは言わない。
だって各社の技術威信を掛けた精度競争は、何十年も前、クオーツ時計が出た時にすでに終わってしまっているのだから。


で、ついでにロレックスもOHに出した。止まっちゃったんだよねー。 「結構汚れているね これはまあ二週間で」と事でした。