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エグザンティアのハイドロサスペンションの肝の、LHMオイル。
この頃のシトロエンはこのLHMオイル一つで
サス、パワステ、ブレーキのオイルをすべて代用している。
その後、ハイドロシステムが「3」だの「4」だのと進化するにつれて
パワステもブレーキも別系統のブレーキオイルだのに替わり、
LHMオイルは純粋にハイドロサス専用に使われるだけになった。
(えーと、正確には パワステとサスはオイルは兼用で、ポンプが別です。また 今のハイドロオイルは化学合成油でLHMから LDSと名前が変わった)

これは進化なのかな、それとも退化なんか?
安全性という点では、系統が一系統(LHMだけで全部賄う)から
三系統(ハイドロサス、ブレーキライン、パワステ)と分かれた方がいいかな?

実は、オイル添加剤である ミリテックをLHMに入れすぎていたので気になっていた。

通常1.5%添加がMAXの所、 5%以上入れてたからね。
(ブレーキオイルにも兼用されているので、ブレーキング時発生の高熱でライン系に泡が生じてブレーキが利かなくなるベーパーロックが怖かった。←そんなこと無いか?)


それに前回の納車の時にLHM、メンドイので換えてなかったからなー。

というわけで修理工場に入庫した。

一通りクルマをチェックした社長。
「これ、フロントスフィアの交換とアディショナルスフィア換えてなかったなー」

なぜそんなこと、只の「緑の球」の外見から判るのか?

それは、白ペイントマーカーで、交換時の走行距離、日付が球に直接書き込まれていたからだ。

「なんだー単純」

が、このような細かい事をきちんとやってる工場が意外と少ない。

全く同じような事がエンジンのタイミングベルト交換にも言える。
中古販売のクルマを見ると大体がそんなのどこにも記載が無い。
前オーナーのあいまいな記憶だけが頼りだか、オーナーの記憶もあてにならない。
(自分で交換してるわけじゃないからね。)
運良く整備手帳が在っても、記載が載ってることも稀だ。

ヨーロッパ車のタイベルなんて、切れるのが前提なのに、なんで他ではこんな簡単な事やんないのかなー。

で、数日預けて引き取りに行く。

「結構汚れてたなー LHM、結局タンク内のフィルター、汚れが落ちなかったんで交換したわ」 

オイルが各部分からリターンしてくるタンクには、茶漉しのような汚れ取りのフィルターがあって大体はパーツクリーナーをかけてこすれば網の汚れは取れるが、どうもそれどころではなかったらしい。(まっ このフィルターは二つで4k円程度のもんだけどね)

それとここのLHM交換は、タンク内のオイル交換だけではなくて、各部に行き渡っているオイルも出来るだけ交換している。

タンク内の交換だけだと、タンクに繋がってるホースを外して、タンクを洗浄がてら外し、洗って、ホース繋げて、タンクに新品オイルを入れて出来上がり。

ただ、これだと、各部ラインに残ったLHMは古いままになってしまう。

社長は、ブレーキのエア抜きも行い、ステアリングをグルグル動かしてパワステポンプも動かして、なるたけ古いオイルを一緒に換える様にしている。

結果、タンク内だけの交換で4L程度のオイルが、6Lぐらい換わることになる。ライン内に 2リッター程度とどまってる勘定だ。

まっ ほんとに正確にやるには、何度も新品オイルを入れ替えてだんだん綺麗にしていくサイクル交換しかないからあまり神経質になってもしかたないが、、

で、早速 乗って見ると

「おっ いいね。ステアリングがしっかりしている。」
今まで、ハンドリングを切った時にちょっと滑らかさが少ない感じがしていたのが非常にしっとりした感じになった。

乗り心地もよくなった。細かい段差で結構ガタを感じていたのだが、随分といなすような柔らかい感じになっている。

おお、これならまだまだいけるね。
あと、エンジンを掛けてから、ハイドロシステムが正常動作するまでのアラート(油圧が行き渡りましたよーという合図)に掛かる時間が半分になった。(13秒から6秒程度) 

やっぱちょいとハイドロオイルが動脈硬化してたらしい。

ちょい古い車は、このように少しのケアで効果がハッキリ出るからいいねーーー。