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正月 S量販店時計館の中古品フロアで、時計を見ていた。

置いてあった50年代のボームメルシーのクロノが良くて、
ショーケースから出して見せてもらう。

札には18K無垢ケースと書いてあったが、妙に軽いので確認すると
「あっすみません。これ金張、いやメッキかなー。とにかく間違いです。」
って看板に偽りありってのも今時珍しいな。

(10年以上前かな、「時計館」になる前のこの店で、時計をオーバーホールに出したら、中身のムーブが他人の同型機と変わって帰ってきた事があった。文字盤が自分のは初期型が、後期型文字盤に変わっていたので気が付いたんだが、それで文句をいったら、店員が「中のムーブはOHすれば皆同じですから、修理時に特に区別してません」と豪語していた。
その後もう一度上司に確認したら「そんなバカな事ありえません!! 車を車検に出したらいつの間にか、エンジンが別のに変わってたなんてないでしょっ」と言われた事があった。 あの人その後元気かな)

で、気をとりなして 日差とかを聞く
「まあこの手は±60秒ぐらいが、、」と当たり障りの無い会話。
機械はビーナスだとの事。

この頃の機械って 造りが細かくていいよなー。ともう欲しくてしょうがない。

精度が気になり、測定器にかけてもらう。
と、片振り(テンプの調整が悪く、キレイに左右に振れていない)が相当ひどい。振り角はまあまあ出てるが、姿勢差もかなりありそう。
「OH済みで仕入れたんだけどナー」とボヤキ気味の店員。

測定器から外して、時計を持った瞬間。今度は風防が外れた。
「ありゃっ!」
店員が声を上げる。風防は完全に外れて文字盤がむき出しになっている。

持っていたのは自分だが、これ明らかに、サイズ違いの社外の風防をつけていたらしい。

店員が時計を確認したが、風防がもともと、時計にきちんと嵌らないようなサイズだったのが判った。
はめたみたところで、文字盤を下にすると、簡単に風防が外れてしまう。

店員は絶句している。
「これ売った後じゃなくて良かったですねー。トラブルの基ですよー」と声を掛けると

「うーんOHにどこまでお金かけるか、こちらもあまり指示しすぎると業者からの仕入れで赤になるんで(あまりうるさく検品できない)」
ということだそうだ。

店員とちょっと話をしてから、自分は売り場を後にしたが、

おかげで古いクロノがどうしても欲しくなってしまった。のと
ここ変わらないなーという感じ(悪感情は無い)だった