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学生の頃 冬の宿屋に居候と称して二ヶ月いた事がある。

この制度まだあんのかな? 

冬の宿の働き手として、食事掃除などいくつかの基本的な事はするけど、後は自由。
飯と布団はタダで、その代わりバイト代は出ない。って奴

スキー場は 学生大会のメッカ 白馬岩岳スキー場。

朝の五時ぐらいから、宿前の雪道を 体育会系スキー部がトレーニングで走っている。
で、こいつらの朝飯に合わせないといけないんで、朝四時には食事準備で厨房に集まっていないといけなかった。
結構これきついんだよなー。

幸い一週間ほどで、別棟の喫茶店(兼土産物屋 兼スナック)に配属されたので随分楽になった。

朝、六時ぐらいに起き店前を掃除する。 店が開くまで天気が良ければそのまま滑りに行く。
まだ空は太陽が出る直前で、深い藍色。 試験運転しているリフトのオッチャンに挨拶しながら
特典で誰も乗っていないリフトに一番乗り。

誰もいない真っ白な雪面と 宇宙色の深ーい青空
時々キラキラとダストのような雪が銀色に光りながら降って来る。

リフトに乗りながら徐々に太陽が顔を出してくる。銀色の雪がまぶしい。
空はまだネオンサインのように深く青い色をしている。

風は切れるように冷たい。リフトはゴトゴトと頂上までゆっくりと登っていく。

で頂上から下まで大パラで一気に降りてくる。

ピステンが入ったばかりの雪面は、スピードを出すにはもってこい。だいたい誰もいないしね。
ってそんな生活を暫く続けたら、もう東京に戻るのがいやになっていた。

あれから、随分経つがあの当時お世話になった宿はまだあるし、自分もスキーの腕も少しは上がった。
今年の冬はなんとか一度行きたいと思っている。

そう、あまりに暑いのでそんな事ばかり考えている。