
昔「沖ユニシス」って会社があった。
沖と日本ユニシスが出資して作った会社で
メインフレーム用の周辺機器とかを作っていた会社だったと思う。
外資系特有の自由な雰囲気とチョイとおしゃれな感じの社屋だったような覚えがある。
技術力には定評があるという事だったが、価格競争力と新製品開発力が弱かったんじゃないかな。
働いている人たちも穏やかな人たちが多かったが、それが結局足を引っ張ったんかなー。
親会社同士が資本を解消するって事であっという間に「解散」してしまった。
(これって「倒産」みたいなもんだったがー)
沖ユニシスはその解散時期まで自分が営業担当していたが
もともと「イキオイの無い会社だなー」とは思ってはいた。(もう既に末期状態だったんだろう)
この会社の 解散までの一年近くは興味深かった。
まず「解散」するなんて話は会社清算二三ヶ月前まで誰も知らないはずだったのに、、、
ゝ蚕冑瑤離瓮鵐弌爾どんどん転職していった。(技術担当者がコロコロ替わり始めた)
◆∥嚢腓擦任發△泙蠢宛?な話が出なくなってきた。
会社の雰囲気がクラーくなってきた。(ホントに活気が無くなって、照明からして暗くなってる)
ぁヾ崟槁門の資材部レベルでも転職する人間が出てきた。
で、そんな状態を見て
「何でかなー?」と思っていたら
「解散します」と来て「ああ なるほど」と得心した。
可哀想と思ったのは残った(逃げ遅れた?)人たち。
全員がいまより全然方角も距離も遠く離れた、小さな下請け会社に行った。
(これ、通えない奴は辞めろって事なんかなー)
一度その下請け会社に挨拶に行ったが、
場所は三方を川に囲まれた典型的な三角州
もう完全な下町のマチコウバってとこだった。
以前はみな身なりもスーツ姿でシュッとしていたのに、
今は胸元に青い刺繍の社名が入った灰色の作業服姿。
古い学校みたいな事務所の一角で、緑の擦り切れたビロード地の応接椅子に座らされ、
出がらしのお茶をすすりながら話して帰ってきた。
帰りの車の中で、バネが馬鹿になってた応接椅子の座り心地の悪さを思い出しながら
「会社に帰属してたって自分が無けりゃ、いつかはしっぺ返し喰うんだなー」
と思った事を思い出す。
誤解が無いように言うと、自分はマチコウバは大好きだし、身なりが何だろうと構わない。
場所がどんなに貧しいかんじであろうと自分の体験からも良いと思ってるが、
仕事に、自分の意思と目的がはっきりしていないとだめだなーと考えているって事だけだ。