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九十九里に毎週 ボディーボードに行っていた。

いつも行く浜は、見渡す限り右も左も砂浜だけが続いてるなーんもないとこ。
海水浴場同士の間にあるような場所で、こんなとこに来るのは地元のサーファーしかいない。

普段一人でいく事が多いが、初心者の子が教えて欲しいという事で一緒に行った。

丁度その日は風が強く、低気圧が来ているのか海も荒れ気味。
が、なぜか天気は良いという変わった日だった。

九十九里の 遠浅気味の場所を選んで海に入る
陸を背にして相手の子にドルフィンだ何だと簡単なBBの基本動作を教えていた。
波はダンパー気味だがけっこううねっている。
まあおかげで、簡単に波に乗れるのでその子も何回か波に乗れていた。
その時もいつもに比べて波の力が強いなーとは感じていた。

ものの20分程度だと思う。その子からちょっと目を離し陸を何気なく見てはっとした。
「全く景色が違うっ!!」

潮と風で海岸沿いに相当流されてしまったのだ。

本来 陸の方は何もない砂浜のはずが、見える景色が全く違っていた。
自分の視界の左端の方に 石の堤防が見える。
そして自分の前方10メートルぐらい先、視界の中央から右手にかけてイヤな物が目に入ってきた。

でかいテトラポッド群、
入り江の堤防代わりに、海の中に壁のように無数に積み上げられたテトラポッド。

沖からの波は荒く、その高さ2~3mのテトラポッドの上を簡単に越えていく、波が引く時はテトラポッドが完全にあらわになるから最低でも波高は3mはあったろう。

やばい。巻き込まれたらヤバイ。
その子と必死に左手の方にフィンを蹴るが哀しいかな、吸い込まれていくようにテトラポッドに引き寄せられていく。

波は高くひっきりなし、一回来ると確実にテトラポッドに近づいていく。
何回目の波だろうか、テトラポッドに完全に吸い込まれた。
必死でテトラポッドにBBの板を盾にしてぶつける、足場を探す。テトラポッドの肩の部分に足を付く事ができた。後ろを振り向く、

丁度 その子は次の波にさらわれているのが視界に入る。
そして次の瞬間、自分の目の前のテトラポッドの向う側にザブーンという音と共に消えていった。

以下 略
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ま、結局は二人とも運良く助かったから良かったけど、今だにその時の傷は残っている。

海のテトラポッドは藤壺とかの貝類の宝庫で、触るだけで体中が傷だらけになる。
また、テトラポッド絡みの事故は、波にさらわれてテトラポッドにはまり込み
抜けられなくなって、次の波で溺死するという事だったと思う。

事故後、手がひどい擦過傷で二三日何も掴めなかった。
相手の子はほぼ無傷だった。

偶然助かった。 

今でもそう思っている。

http://blogs.yahoo.co.jp/nado1298/19551026.html