
ある海外製品の、日本側代理店が一堂に会してミーティングをした事があった。
わが××社も 当然ミーティングに参加。どっかのホテルを借りて、丸一日カターイ戦略会議みたいな事をやっていた。で夕方からレセプションで、代理店の垣根を越えて飲んだり食ったりっていう立食パーチー。
参加人数は100人程度。
まあよくある奴なんだが----
当時ちょっと他社からは、「最近 元気が無いんじゃない(ちょい落ち目?)」と思われていた弊社。
「実際はそんなことねー。一発ドカンと見せてやろう。」という若手の発案(自分達)で、
戦略会議で徹底的に発言と提案をすることにした。
当時、国内でトップセールスを誇りながらも、「従来の販売方法だと頭打ちだ」と考えて少し先の展開に迷っていた弊社と、後追いで 戦略無しの体力勝負な売り込み、を行ってた二番煎じの他社に対して、
いま一度「目にもの言わしたろ。」というのがその主眼だった。
朝からの戦略会議では、疑問提示、提案、実践例等を勝手に発言、仕切って 場の盛り上げ。会議の主導権を完全に奪っていった。
(もともと、あんな会議は懇親会の意味合いが強くて、各社お偉いさんは出てくるものの、大して考えてくる奴ぁいないからね)
そんな中で、まじめに戦略会議よろしく真剣討論する弊社に、他社のお偉いさんや現場の連中のこちらを見る目が変わってきてるのは感じていた。
会議が終わる頃には、結構大きな拍手で終わったので、会議自体は成功だなー。いう感想。
「××社さんは良く考えられていますねー」などと他社からもお声がけをいただいたりもしていた。
が、、
実際はここからが本番。 少し間をおいてから別のパーティルームでレセプション開始。
その頃には、他社、海外製品社ともに、重役/CEOクラスの連中も更に参加してきて
より豪華な感じになってきた。
適当な乾杯のオンドの後、パーチー開始。偉いさんが何人か挨拶して雑談。
皆酔いが回ってきて場も和んできた中盤ぐらい。
マイクを握った弊社若手が大声で叫ぶ
「皆様、これより今回のパーティーを記念いたしまして、私ども××社が余興をお送りします。」
なんだなんだ、という感じの会場内。 すぐ、大音量で音楽がかかり始めた。
曲は-- ごめん忘れた。(新体操にありがちな奴だ)
どうしたんだっ何だっ、とどよめく会場。
そのとき室内に十人ぐらいの弊社若手(男)が走りこんで入って来た。
全員がピンクのレオタード、手にリボンの付いた棒を持ち、爪先立ちで踊り始める。
おおッどよめく会場。
顔を白く塗ってるが、みなさっきまでまじめな顔して会議に参加していた連中。
飛んだり、跳ねたり、棒を振ったり。恥ずかしさとかを微塵も感じさせない、
がくだらない演技を堂々と行った。
おおっ!! おおっ!!
何か起こるたびに笑いと拍手が起こる。
ものの数分だったろう。曲が終わると、大歓声と大きな拍手が沸き起こった。
その後、大道芸のような裸踊り。対決一騎打ち型の一気飲み勝負等の普段営業部内でやっている、よくある飲み会風景が展開していった。(完全、弊社ペース)
パーティ終了後。
他社さんが帰りがけ、弊社に声を掛けていった。皆共通していたのは。
「××社さんは スゴイッ!!」
人の予想の範囲を超えないと感動は与えられんなー。という良い思い出だ。
(スゴイッ!! って あんた 根拠ないもんな、ただ変態踊りしてただけだし。。。。)
でもなそれから、不思議なことに実際の売上げ、粗利率でもやっぱり他社より上昇し始めたから、人間ってのは面白いもんだよなー。
(他社からもそれから随分長い間「いやー ××社さんはホントに凄い、優秀」
っていわれ続けてた。)
そういえば
レオタードで踊ったリーダー格のK君は、
戦略会議はさっぱり解らんのでオレはこっちで勝負するって言ってたナー。(適材適所って奴だな)