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自分がパソコンというものを意識したのは、何時頃だったろうか?

学生の頃、アップル2がマッキントッシュになって、あの白黒画面のマックの操作性に
「おおこれはすんばらしいっ」と感動してからは、随分と時間が経つ。

10年ぐらい前まで、

「MS ウィンドウズは最低、マックは最高」
と悦に入っていれたのは

あの頃 パソコンがまだまだ世間に普及する前で
ネットワークで情報を共有する(ゆえにOSやソフトが他人と同一でないと面倒くさい)
という概念が無かったからなんだなーと
今にして思う。


WIN95が出たとき、それを扱っていた自分達は大笑いしていた。

巷は俄かにWINDOWSブーム。たかがOSの発売前からカウントダウンかなんかして
アキバなんぞはやたら盛り上がっていたが、
発売前にそのベータ版を使った感想は

「ひどい」

の一言の製品で、安定性、操作性、デザイン。

何一つ取ってもマックにかなう所は全く無かった。
「遅れてきて出来も悪いマックもどき」
それが当時のみんなの意見だったろう。

でもだからって、みんな何にも困ったわけじゃない。
なぜなら、それで普段自分達の「仕事」が出来なくなる訳でも、「生活」が出来なくなる訳でもなかったからだ。

それは、生活の中では パソコンはまだ付け足しだったからだろう。

その当時
仕事では、WIN3.1が企業では社員に配られ始めていたが、
まだまだ、オフコンやワープロ専用機が幅を利かしていて、
あまりにも中途半端なその機械は
オフィスで、マネージャクラスや年上アシスタントの机の上で、埃を被っている事が多かった。

WIN95が出た時は勿論、98が出た時でさえ、
「MSはインターネットを考えていない。」
と思っていた。
事実、Bゲイツもそんな事言ってたようだし、他社ブラウザー「ネットスケープ」が伸びてたもんな。

そこから考えると、パソコンが無いから仕事が出来ない。(ある種の人間は生活も出来ない)
というこの状況はたったここ6-7年の話という事になる。

凄いよなー。たった数年で世の中が変わってしまった。

YAHOOがADSLに参入した時もその速さと価格の安さに目を奪われたが、
瞬く間にそれが当たり前になって、通信速度 数十メガbpsってのが普通の事になっている。

21世紀になるちょっと前、 ADSLへの参入を真剣に技術者相手に説いていったら、
当時の技術マネージャーが「夢 語ってないで ISDNで行こうよ」って真顔で訴えてきた。

「ISDN」ですよ I S D N。

これをつかまえて、「ブロードバンドです」って言い切って、皆それに頷いていたんだから恐ろしい。

2006年師走の今、
企業は通信速度100M光が普通。CPUは何ギガクラス、メモリも同様。HDDは2-300ギガ。
家庭もハイビジョン動画を取るからHDDはもっと有っても良いなんて言ってる。

PCもデスクトップからラップ。ラップからノート。
そうそう、今ワークステーションなんてまだあんだろうか?

そして何よりも、主役がパソコンなんぞよりもネットワークに移ってきている今の状況。
「ユビキタスなんてよく言うわっ」なんて笑っていた数年前がウソのようだ。

棒が倒れるとき、加速して倒れていくみたいに技術の進歩が加速していく。
それを見越して、デジタルデバイド(技術へに乗遅れが格差/差別を生む)なんて言葉が数年前流行ったが
今はそれが普通になっていて、誰も言わなくなってないか?。

一方で、急激に変わる世の中に既に人の方がついていけなくなってるような気がする。
スローフードだ自然農法。田舎暮らし、月10万で豊かに暮らす、商店街人気、、、

そんな所に行くと自分もホッとしてしまう。(おお、俺もデジタルデバイドなんだなー)

あと十年で世の中どうなんかなー
チクタクと、秒5振動の50年前の機械式腕時計を眺めながら
西暦が変わったのになかなか世の中落ち着かないなーと思ってやまない。

ほんとどうなんだろ。