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JR川崎駅 西口にある牛タン 杉作
http://blog.livedoor.jp/ksrelax/archives/14151224.html

もう通って、10年以上になるだろうか?
現在は周辺が再開発され、跡地に出来たミューザ川崎っていう複合ビルの1F奥に入っている。

以前この周辺は戦後のドサクサって感じが漂う一杯飲み屋街で、場末な感じの小さいバーや うらぶれたスナックの並びで、この店は営業していた。

間口が一間程度、 うなぎの寝床のように狭っまいカウンターと
奥に一畳程度の上がり座敷があって、皆が押し合いながら
ビール(名物はチュウハイグレープフルーツ割り)と牛タンを注文していた。
(多分10人程度しか店には入んないんじゃねーかな)

季節のいい時などは、店の前の路地でビール箱のベニヤ机と丸椅子で、
入れ切れない客が飲みながら牛タンを喰う。(これが旨い。)

春先は店の前に一本だけ桜が咲いていて、桜を眺めながら牛タンを喰うという、まさにオツな店だった。

多い時は、昼飯にいってから夕方飲みに行って、少なくとも一回は飯を食いに行くのが週三日ぐらい。
なんて生活をしていた。

途中訳有って一年程無沙汰していたが、ある時どうしても牛タンが喰いたくなり川崎に車で行った。
いつもの大通りの角を車で曲がり、さて杉作は、、と目をやると

「あ゛っっ」

そこは、周辺一体が再開発で全て立ち退いてしまった後。

杉作どころか、その半径数百メートルの「街」が何もかも消えていた。
後には、見渡す限りのガレ地が広がっている。

その区域一体が、杭で立ち入り禁止になっていて、
どこが店だったか、いやどこに路地があったか、いやいやどこに街があったのかも全く判らない。
川崎駅の前に突如、空と水平線が綺麗に見える、広大な土地が広がってしまっている❗
大空襲で焼け野原っていうのか、跡形も無いっては「こういう事いうんかなー」 とぼんやり感心していた。
(まっ結局しばらくして近くの代替地で営業してる事がわかったが。)

それから数年、今は跡地のオサレな複合ビルに入った「杉作」。

ここ数年はBSEで
「店を閉めようかなっ」てくらいまで追い込まれたらしい。

入手難から価格も上がったし、肉質も少々変わってしまったが、
ただ相変わらず味が旨いのと、旦那さんの真剣な姿勢が好きで通っている。

米国牛肉の解禁が始まって数ヶ月。早く元の杉作がよみがえると良いなと思っている。