
勿論、S君も一緒 今回、Mさんも一緒に飲みにいくことになった。
人数は八名程度だろうか?
浅草は混むだろうからと、上野の居酒屋で時間まで飲む事にした。
ちなみに、なんでそんな毎回あぶない人間(S君)と飲みに行くかと言われれば、
やはりO氏が言ってたように、
「面白いから-」
という無責任な話になるだろうなー。
で、みんなで鍋を囲んで、ワイワイやっていた訳だがーーー
(正確には、二箇所に別れて鍋をやってた、S君とMさんは隣の鍋であった。)
S君の酒のピッチがある所を境に急に上がってきた。チェーンドリンカー(あるんかそんな言葉)みたいな状態になっている。
物腰の低さはあまり変わらないと思っていたのだが、
「ええ△△君 面白いねー」と丁寧に言いつつも、時折見せる 荒っぽい仕草(と その目付き)
人の背中を「バンッバンッ」と思い切り叩き始めている。
O氏が自分の脇をつついて声を潜める。
「来た来たっ。 来たよな? 」
「来たんだろうなー 多分 」と自分。
ってO氏 声が楽しそうだぞ お前ーー。
しかし今日のS君は、酔うほどにテンションは上がるものの、そんなに喧嘩っぱやくは無い。
鍋をつつきながら、上機嫌で話している。
「今日はないかな。」
自分達がそう確信した頃、
S君は更に上機嫌で 鍋の最後「締めの雑炊」の作り方についてウンチクを熱弁していた。
なんか入れる順番、卵のタイミングが厳密らしい。
「とにかくさっ!! 俺が作って見せるからさ、絶対うまいから!!。」
まあ なんか今日は 穏便に終りそうだなーー。
で、店のほうでも雑炊の準備が整ったらしい。
ざるに入った飯と、いろんな菜っ葉等 が運ばれてきた。
(へー 結構、本格的なんだなー。 居酒屋なのに、)
さらに上機嫌のS君。
が その時、
S君のはす向かいで 飲んでいたMさんが動き始めた。
(彼も結構飲んではいた。ってかこの場で飲んで無い奴はいないわな)
「なあ、早く行かないと二年参り出来ないし、早くしようぜ。」
Mさんはそう言うが早いか、
ざるの飯と菜っ葉類を 土鍋にだーっと つっ込み
そして、箸でかき混ぜてふたをしてしまった。
「あらーっっっー」 その場にいた連中はみな押し黙る。
(ちなみにMさんは 全く 空気の読めない人です。)
恐る恐るS君を見ると、、、やっぱり、苦い顔をして押し黙っている。
(その瞬間から無言になってしまっていた。)
「やっベーなーっっ」 みんながそう思ったろう。
「おっ来たなぁ? なっ!」ひそひそ声のO氏
だから はしゃぐなって。。
その後、Mさんの
「もう いいんじゃん。取ってやるよ」
「早く食っていこうぜ」
「ポン酢とか入れんの?」etc...
正直 その場はMさんの声しか無いような感じだった。
(まあ オーバーかもしれないが、、)
S君は終始無言。しかも伏し目がちで 目の色が見えない。
「怖(こわっ)」
こうなったら早く店を出たほうが良いだろうな。
みんな雑炊を喰うと、そそくさと 外に出た。
外に出れば、大晦日の上野 夜中とはいえ 人は多い。
店の前でみんなが揃うのを待つ。
さあ揃ったかなー。じゃあ行くかー。
うん? S君はちょっと店から遅めに出てきたかな、機嫌直ったみたいー。
Mさんは既に歩き始めている。
と その時、、、
ダッダッダッと Mさんめがけて走り始めたS君、いきなり飛び蹴りを食らわせようとした。
ハッ 体をひるがえしてそれをかわすMさんっ。
って 続く--