
突然、横から襲ってきた大波で みんなあわてて気がついた。
「うわっ 沈む 沈む」
「立つな立つな 」
「重心低くしろって。」
ってもう大変、とにかく喫水線が20CMも無いので、もう一回横から波を受けたら一たまりもない。
おお急にどうしたんだっ!!。
何がおこったんだーーー
と思って海を見ると、こちらの真横に、灰色のでかい船体が2メータぐらいの距離で真正面でこちらを向いている。
げっ!! 沿岸警備艇って奴 これ、、、
相手のデッキは相当 上方にある、その上のデッキから 覗き込む様に、
拡声器越しの制服の人がこちらに話して来た。
話しかけてきたっても、喋り方はホント犯人に投降を呼びかける警察みたいな感じ
(艇の形や大きさは写真の感じ、でももっと灰色だった。)
「こちらは 00水上なんとかです。 本日はイベントか何かあるんですかっ?」
「??????」
「その後ろの旗は何ですかっ?」
はた?? ああっ このサオの 黒Tシャツかーーー。
「いえーっ これはTシャツですぅっっ!!」
「Tシャツー? あっ、、」 拡声器の人は後ろの操舵室に振り向き
「旗では有りません、シャツです シャツ!!」と怒鳴っている。
それから、何分かしゃべったが、ようは紛らわしいので旗は降ろせという事と
ここは船の往来が厳しく、非常に危険なのですぐ戻れ
という事だった。
警備艇との話し合いが終わり、艇が去っていく姿を見送りながらホッとしていると、
「おい、ここどこだ??」
「やばい流されたか??」という皆の声。
回りを見回す。さすがにお台場からでは、四方が海ばかりって事はありえず、岸は見えてはいるんだが、それでもちょっと方向が判らない。
「まずいなー。また警備艇につかまると今度拿捕されるかも、、」
「さっき聞けばよかったなー」
「それは まずいだろ。」
と自分はちょっと焦ったのだが、この時友人 S君は少しも慌てていない。
「あのビルと あっちのビルが どうしたこうしただから、 方向はあっちだ!!」
と断言した。
「ほんとかよーっ」という声に、さらにS君
「太陽があそこだから、今この時間だから あっちが北
で、あの建物は何とか言う建物だから あっちで間違いない」 と更に断言。
「おおーっ」
まあ そこまで断言されると、根がバカの集団ですから、ヨッシャーってんで、
そっちに向かって漕ぎ出しました。
で 結局は無事にお台場に戻ることが出来たんですが、
残念ながら、第二海保はあまりにリスキーだという事で、企画はポシャリました。
残念っ!!
お陰でその夏は、代替プランとして
テニス合宿と称して、四tトラック(鉄工所の友達所有、ユニック付き)で山中湖まで乗りつけ、お坊ちゃんお嬢ちゃん大学のテニスクラブから白い目で見られたり、
夏の伊豆のとある海岸で 持込の丸太でキャンプファイヤーをやったら、
浜中を照らすぐらいの炎が上がり(小さい浜っても数百メータはあったよ)
付近住民が集まってきちゃうし、防風林に火の粉が飛びまくって火事になりそうになるし、
付近住民のおっちゃん達から消防車呼んだほうがいいかって 血相変えて詰め寄ってこられるしで、
散々な目にあいました。
ああ 青春ですなー。
(この話は一部脚色がありますが ほぼ実話です。 バカだったなー )