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うちの電話は四号A型という 古い黒電話だ。
http://japan.park.org/Japan/NTT/MUSEUM/images/TP015300.gif

チリリンという着信音がとても心地よい。
ただ下側から音が響きやすい構造なので、柔らかい床に直置きすると音が小さい。最近着信しても音が鳴らなくなってしまった。

あれどうしたかな? でバラス。
底板の二本のマイナスネジをはずすだけ。至極簡単。
どうでもいいが全ての部品がこれの為の特注品のようだ。
(底の二本のネジも汎用でなく、これ専用)

金かかってんなー。。

たかが電話なのに。。ガワが外れて中を見る。 
何度みても、、造りがおそろしく丁寧だ。というか古臭い/やりすぎだと思う。 

ちなみに自分の電話は1976年製造。(裏に銘の入ったラベルと朱肉の検印があるよっ) 
ガワのプラスチック(ベークかな?)は厚い。鉄板も同様厚く重い。大したとこじゃないのにゴツイアルミ鋳物を使うし真鍮削りだしの部品も多い(特にダイヤル機構部)。。

(↓こんな感じ 中が見える写真)
http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d63872308 

30年前とはいえ、この造りこみの古さ加減(丁寧ともいう)はちょっと。。。まず、基板という考え方は全く無い。 
ごつい電気部品同士が端子台を介して 配線で繋がっている。この電気部品も例えばたかが電話に使うコンデンサーがコイルが、ひどくごつくてでかい。
 
また配線と端子台は全てネジ止め。
配線は何本かに束ねて、タコ糸で縛ってる!
その縛り方も、なんつーの
「一箇所縛ったら 次の箇所まで糸を伸ばして縛る、そして次また糸を伸ばして次を縛る」
ってという感じで、
これ、第二次大戦中とか、旧陸軍とかそういうセリフが頭に浮かんでくる造りだ。 

昭和30年ぐらいに企画してそのまま20年ぐらい変えずに作り続けたんかなー電電公社。国営企業のやることは怖い。
またそれにぶら下がって言われるがままに作り続けていた電話機メーカも酷いよなー。 

うちのは大興電機というメーカ (ごく最近どっかの旧電電系電話機メーカと合併した)。規格は同じだから、他社(日立、沖電気、富士通、岩通など等)も同じ造りなのかー。

民営化後、電話が特殊なものでなくなった途端、電話機専業メーカはどこも苦境になってしまったのは当たり前といえばそうだなーと思ってしまう。

あの当時の専業電話機メーカで知っているのは(うろ覚えね)、 
長谷川電機(富士通の子会社で名前消滅)、
日通工(NECの子会社で名前消滅したな確か)、
村田?田村?(忘れた) 
神田通信(まだあったけ厚木とかで、何でも作るFABメーカになってた気がした) 
とかあったなー。

一般にはあまり知られていないし、知っててもどうって事無いけど、、、 やはり独占事業の上で安穏としているとまずいよなーと感じたのでした。

ちなみに私の電話は、機械部分に油を差してたらすぐ直りました。
この電話好きなんだよなー頑丈なんで、、、、 
えーと、でもこの電話はIPフォンなのでNTTとは契約していません。(厳密に言うと違うけど)

いろいろな矛盾を抱えながら 我が家の電話は今日も着信、発信するのでした。