
もうここ20年以上続いているところから、これからもずっと続くんだろうなー。
既に機械式時計は、世界的に工芸品として「精密機械のアクセサリー」という位置づけを確立しているから、これから益々各社新進・老舗ブランドがこの業界に入ってくるのかなーと思う。
スイスの時計産業はそれで持ってるんだろうし、スウォッチだけじゃこの先厳しかったんだろうから特に文句も無いんですが、
ただ、埋もれた歴史をひっくり返して あたかも理不尽に葬られた幻ブランドの復活みたいな伝説作りと、常軌を超えた高価格にはちょっとそろそろ勘弁して欲しいなーというのが正直なところです。
例えば、ランゲゾーネ。
たった十数年前は何も無かったブランドが、東西ドイツ併合の中で創業一族の一念から復活した超高級ブランド
というのは確かに感動する物語なのですが、そんな話しがごろごろ出てくるとちょっと興ざめしてきます。
(これがボストークとか、セコンダとかだとどうなったのかな)
例えば、ゼニスのエルプリメロ。
唯一無二のハイビート、経営難、買収の憂き目に会いながらも、会社から廃棄を命じられたムーブの設計図を屋根裏!!に隠し持った一技術者の熱い思いが現代に蘇る(ホントかそれっ)。
なんて確かにかっこいいけど、当時何社から36000ビートの時計は出ていたし
(セイコーも出してたよね、確か)。
クォーツショックで音叉時計ともども消えていったというのが正しい評価なのではないでしょうか。
(エルプリは何年か前は何社かに供給していて、
それを載せていたエベルなんか盛んに、自社開発の高い技術力なんていってたけど、ゼニスが他者への供給を絞った途端に人知れずディスコンになったし
ダンヒルミレニアムのクロノにも搭載していて、ディカウントストアのダイクマで、12万円で売っていたのを悩んで買わなかった思い出有り)。
でもね、、、
もちろん自分も一本持ってます。笑い。
ただしあの時計「デフィシリーズ」とか出していたときのデザインは凄く安っぽかった。それが嫌でどうしようか散々迷いました。
例えばパネライ
ここは結局イタリヤ軍向けに特注で、一部時計も作っていた軍事品メーカというのが正しいのでは。
ムーブも時計技術も全て借り物でデザインは確かに特徴的ですが、50年前の技術とデザイン、凡庸なムーブをあの価格で出されてきても正直ウーンでした。
(くれるって言ったらもちろん貰いますよ。)
これも高級ブランド化をねらうスイスメーカの意図だよなー。
ロレックスも色々な伝説が散々言われますが、大体数十年前の話ばかりじゃないですか。
エテルナは 自動巻きの部分にローラーボールを初めて使ったとても技術力の高いメーカって誇らしげに、裏からムーブ見えてましたが、ありゃただののETAのムーブでしょ。今はみんなその仕様が普通だし。
(まあこれはあまりうまくいかなかったようですが。)
「ブランドとはそんなもんだっ!!。」
と言われたらミモフタも無い事はわかっていますが、時計雑誌とかにあたかも
「それが正義だ、ミーハーではない質実剛健な拘りだ」
というふうに書かれると、ちょっとそのキャッチコピーにうんざりしてきます。
雲上ブランド(この言葉って言い出しはビギンかな 貧乏臭いネーミングだよな)ってとか言われても、
それを高級ブランドバックよろしく普通の人がほいほい買っても良いのかなー(逆に貧しい感じがしないかな)と思います。
(何度も言いますが、くれる と言ったらもちろん貰います。)
ここ暫く、時計雑誌専門誌から離れていて久々に紙面を見ると、何か大前提に目をつぶって、わざとメーカのちょうちん記事を書いているような気がして、
特に中途半端なメカニズムの説明でそれをあたかも正当化しているような気がしてならない今日この頃です。
(まっ 昔から雑誌なんてそんなもんだな)