売上につながるシナリオとは? | ライティングアカデミー/人のこころを動かす脳科学を武器にする文章術

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こんにちは、金井です。

 

売上につながる、売上に結び付くシナリオとは何か?

今日はこのポイントをご紹介します。

 

まず「シナリオの定義」とは?

 

シナリオとは…

・映画・テレビなどの脚本。場面の構成や人物の動き・せりふなどを書き込んだもの、台本。

・計画を実現するための筋道。

(デジタル大辞泉)

 

一般的に、プレゼンテーション、セミナー、購入ページ、対面セールス、などで

「得たい結果を得るためにどのような計画や手順で進めていくか?何を伝えるか?」

を”シナリオ”と言うことが多いです。

 

売上につながるシナリオとは、

「広告を見た、セミナーを聞いたお客様」に「必要だな、欲しいな」と思ってもらい、購買行動につながるシナリオを指しています。

 

では、売上につながるシナリオを作るためには、何が必要なのでしょうか?

それはズバリ、ストーリー(ものがたり)です。

 

その理由を解説していきますね。

 


なぜ、ストーリーは相手の心に響くのか?


 

なぜ、ストーリーは相手の心に響くのでしょうか?

 

それは、ストーリー=疑似体験だからです。

頭の中で情景をシミュレーションする、頭の中で疑似体験、経験する、基本的に人は一度経験したことは忘れません。

 

学校で習ったこと、教えてもらったことは、知識だけを詰め込まれているので忘れてしまいがちです。

 

一方で、小さいころの嫌な体験や思い出は、その時に「激しく感情が動く」という経験をしているので、忘れずに覚えているのです。

 


ストーリーの反対と脳の構造


 

ストーリーの反対は何でしょうか?

それは、情報やデータです。

 

私は数学や物理の数式、世界史の年号など、覚えるのが苦手でした。

「1192作ろう鎌倉幕府」など、鎌倉幕府もよくわかっていませんでしたが、語呂合わせで覚えていました。

1192(良い国)という絵が浮かぶので、記憶に残りやすかったのでしょう。

 

では、なぜストーリーは記憶に残るのでしょうか?

脳の構造から紐解いていきましょう。

 

脳は大きく3つの機能で構成されています。

 

1.生存(生理的欲求、安全、現状維持)を司る原始的な部分

2.感情を司る部分

3.知性を司る部分

 

「情報やデータ」は3.の知性を司る部分に訴求します。

学校の授業や大学の講義、そういったものは全て3.の部分で処理されます。

 

「ストーリー、疑似体験」は、2.の感情の部分にアピールします。

ストーリーは、感情を動かしたり、感情を生み出したりします。

あなたも映画や小説を見て涙したり、感動したりしますよね?

 

例えば、最近話題のコロナウィルスについて、専門家が危険性をデータで説明して、私たちは「なるほどなー」と頭では理解できますが、感動したり感情が動いたりはしません。

 

 

しかし、有名な芸能人が亡くなってしまった、一人の子供が亡くなってしまったことを伝えると、共感できるし、感情が動くわけです。

「外出自粛しよう、みんなで協力しよう」となります。

 

気持ちが動く=記憶にもとどまりやすくなるのです。

 

セミナー、プレゼンテーション、セールスページでは、「感情を動かす」ことが大事と言われています。

そのために、顧客を恐怖で煽ったり、焦らせたりする言葉を使用しますが、「感情を動かす」には必ずしもその手法だけではないということです。

 

コロナで亡くなった方への「残念」「悲しい」という「感情のラベル」がつけられた情報は、重要情報として記憶に残る傾向にあります。

どれだけ素晴らしい情報を伝えても、相手の感情を動かさなければ伝わらないのです。

 


思考と行動の間にあるもの


 

良い情報を学んでも、行動できないのはなぜでしょうか?

 

思考と行動の間には「感情」があると言われています。

思考(頭で理解して)と行動(実際に行動に移す)、この橋渡しになっているのが感情です。

感情を動かすためには、ストーリーが必要です。

 

・小説を読んで、泣く、怒る、喜ぶ

・映画を観て感動する

 

結末がわかっていても、もう一度みてしまうのは、その感情をもう一度味わいたいためです。

疑似体験したことが気持ち良かったから、もう一回体験したい → もう一度小説を読む、映画をみるという行動が喚起されます。

 

 

ダイエット、運動不足、タバコ、夜更かし、日々の習慣…etc

変えた方が良いとわかっていることはたくさんありますが、私たちは感情が動かないと変われないのです。

恥をかいた経験、つらい出来事、などの体験なくして、意志力のみで行動を変えるのは難しいものです。

 

私たちの脳は基本的に現状維持を好みます。

その壁を乗り越えるには、感情、ストーリーが必要です。

ストーリーは行動に掻き立てるパワーが違います。

 

もしも、あなたが、

 

・集客ページでより多くの申込をもらいたい

・セミナーやプレゼンテーションの成約率を高めて、売上につなげたい

・個別コンサルティングで、お客さんの行動をより良い方向に変えていきたい

 

と思うのであれば、ストーリーやエピソードで伝えるということをぜひ意識してみてください。

相手への伝わり方が変わり、反応がグッと改善されるでしょう。

 

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