(お借りしました)
2019年の日本映画。
「自分からは動かない。動かなければ失敗することもないし、傷つくこともない。凡庸だが、つまらない毎日。
オオバカナコは、そんな自分を変えたくて、パワースポットを巡る外国旅行を計画する。だが先立つものがない。
怪しげなサイトで知った高額なアルバイトをしたところ、ヤバイ連中につかまってしまう。私は料理ができます! 命だけは奪われずに済んだカナコは、殺し屋が集まるダイナーにウェイトレスとして売られた。
極彩色のダイナー。
天才シェフのボンベロも、元は殺し屋で・・・」
ひっじょう~に面白かったです
ただね~、好き嫌いがは~~~っきりと分れる映画だと思います。一緒に観ていたダンナは、開始10分で寝るっつ~ね。男性よりも、女性が好きそうな気がする~。蜷川実花監督らしい、覚めない悪夢、美しい悪夢のような映画
でね、私はこの映画、めちゃめちゃ深読みしながら観ました(たまに起きて「で、どうなった?」とうるさく聞くダンナに、私の深読みバージョンのあらすじを教えてあげました(〃艸〃)ムフッ 「そりゃ~お前が勝手に想像して、そう言ってるだけだろ!」と、すぐにバレましたけれども)
深読みなので、ちっちゃく書いておこうと思います。
殺し屋の集まるダイナーに売られたカナコは、
「妻」の象徴である。ダイナーは家、天才シェフ
は料理人の夫。だからキッズも出てくれば、お
じいちゃんも出て来る。凡庸な独身生活から、
料理ができるという理由で、結婚し、主婦にな
ったカナコ。住む場所が変わっただけで、満た
れることはなかった。途中、いいなと思う男も
現れたりしたが、その男は夫の友人で、ある
スイッチが入るとキレてしまう。
ようやく夫を愛するようになるのだが・・・。
のように勝手に「ある主婦の物語」のように深読みすると、ひっじょう~にすんなりと入ってくるんですよね~
深読みついでにいうと、
蜷川幸雄さんへのレクイエム
として創られた映画というのは、疑う余地はないと思います。なにせ弔辞を読まれた藤原さん主演、監督は娘さんの実花さんですもの~。
なんとこちらの映画、
大ボス役として、蜷川幸雄さんが登場
します。もちろんお亡くなりなった蜷川さんがご出演されるわけもなく、蜷川さんそ~っくりなこの大ボスは、
井出らっきょ
さんが演じていらっしゃるっ すっげ~、マジでわからなかったっ!!!
あ~、面白かった! 映画って、観る方の精神状態、体調、状況で受け取り方が違うんだな~とあらためて感じた映画でした~
<DKP>・・・どーでもいいのだが気になったポイント
美しき殺し屋の真矢みきさん、真琴つばささん、沙央くらまさん。
あきらめないでぇ~!
舞台は、来年早々、