こんにちは、『言葉』を紡ぐ専門家、
“言霊” ライターkooです。
人が惹きつけられる文章というのは、何かしらの理由
というものが存在します。
人が反応する法則というものが、“ある”
ということですね。
今日のブログでは、その法則の一つを
ご紹介したいと思います。
人が、何に反応するのか?
何に惹きつけられるのか?
それは『差』です。
ギャップといっても良いですね。
人は、『差分』に対して反応するということです。
それは、なぜなのか分かりませんが、私たち人間は
あらゆる物事を比較したがる傾向にあります。
自分にはないものを欲しがり、
他者と比較して自分自身が劣っているものに対しては
劣等感を感じるものです。
逆に、他者と比較して、他者よりも優れていることや
自分が持っているものに対しては優越感を感じるものです。
自分という存在を認識する上でも、
他者との比較をもとに、自分という存在を認識しているので
何かと比較する、誰かと比較する、というのは
本能的なものかもしれません。
比較するということは、比較するもの同士に “違い” 、
というものがなければ比較の対象になり得ませんよね?
違いがあるからこそ、比較できるということでもあります。
このように比較するということは、比較するもの同士の
『差分』をみるということになります。
だから、その『差分』に注意が向かうし、
意識が集中するのではないかと思うのです。
これは、文章を書く上でも重要になってくる要素です。
あなた自身が書く文章の中に、『差分』、『ギャップ』を
つくり出すことによって、読者の注意、興味関心を引くことができます。
その『差分』、『ギャップ』が大きければ大きいほど
読者の注意や興味関心の度合いが大きくなるわけですから
あなたの書いた文章に惹きつけられるようになるのです。
じゃあ、どのようにあなた自身が書く文章の中に
『差分』、『ギャップ』をつくり出していくのか、
ということが知りたいことですよね?
分かりやすい例で言うと、
映画のストーリーなどでも多く使われているように、
時空間をズラしていくという方法です。
過去・現在・未来という時系列を、意識的にズラしてみる
ということです。
よくあるパターンでいうと
映画の始まりに、現在のシーンが流れた後に、
急に過去へと時間が戻されます。
それっていうのは、現在の状況を認識させた上で、
過去に戻り、どういったプロセスで現在に至っているのか、
その流れというものをみせているのです。
つまり、現在の状況がどのようにつくり出されたのか。
現在から過去に遡ることによって、
観る側に想像させるのです。
そういったものを観させられると、
ごく自然な流れとして、どのように過去から現在へと
ストーリーが展開していくのかについて
考えてしまいますよね。
観る側に考えさせている、ということです。
これは文章でも同じことですね。
読者に考えさせるということがキーとなります。
視覚情報で考えさせるのではなく、あなたの書いている
『言葉』から想起されるイメージを使って読者に考えさせる、
ということです。
読者に考えさせることができたら、
人間の習性として、『答え』を探そうとするので、
どんどんあなたの書いた文章を読み進めることで、
『答え』を探すようになるのです。
だから、あなたの書いた文章を読み進めてもらえるようになる、
ということになるわけです。
話を少し戻して、
私たちが映画などの作品を観たときに、その作品の
どういったところにハマるのでしょうか?
多くの場合、想定外の出来事や、予定調和でないストーリーが
人を惹きつける作品となっていると思います。
なぜでしょうか?
自分の予想が外れると、次々に予測しない方向に
ストーリーが展開していくことになるので、
刺激量が大きくなって、ドキドキしたり、
ワクワクしたりするからですね。
つまり、感情が動いているということです。
自分の予想とは異なる=認識のズレが起こる、
から、それによって感情が動かされるのです。
感情が動くからこそ、観ている作品の世界観に
入り込んでしまうのです。
このように、『差分』や『ギャップ』というものを使えば
そのズレに対して、人の感情は動くようになります。
そして、そのズレに対して、人は惹きつけられるのです。
読者を飽きさせないように、所々にズレをつくり出してみる
というのは、あなたの書いている文章を最後まで
読んでもらうためには欠かせないテクニックですね。
めっちゃ貧乏で、借金もしながら、
その日暮らしをするのが精一杯の人がいたとして、
あることをキッカケにお金もちになった話があれば
かなり興味が湧きますが、
ごく一般の人が、お金持ちになった話だと、
貧乏の人がお金持ちになった話よりも『差分』や『ギャップ』
というものが少ないから、興味関心の度合いが減りますよね?
このように『差分』や『ギャップ』が大きければ大きいほど
『何々、それ?』って興味関心が高くなるのです。
ただ、あまりにも非現実的な内容を書いてしまうと、
現実離れしてしまうので、逆に興味感心の度合いは減ってしまいます。
『何言っているの、この人は?』ってなってしまいますよね。
なので、何でもかんでも『差分』や『ギャップ』を広げたら良いのか、
というわけではありません。
非現実的なモノゴトにならないように注意しましょう。
ということで、あなたの書く文章に『差分』、『ギャップ』を
つくり出してみてくださいね。
ありがとうございました。

