先日の記事でお話しした通り、「本を書きたい」人にお伝えする記事をしばらく続けます。
なお、実用書やビジネス書などを書く人に向けての記事ですので、小説やエッセイを書きたい方は、その方面で優れた先生について学ばれるのが得策です。
実用書やビジネス書を読む人が求めているものを、具体的に想像すれば、何を書けばいいのかが見えてきます。
本に盛り込むべき要素①:誰でも実践できるノウハウ
特に企業の経営者や、何かの実績をあげることができた人は「そのことに対する熱い思い」を中心に書いてしまいそうになります。
しかし、読者が知りたいのは「熱い思い」よりも、「自分でも実践できるノウハウ」です。
私は「今日から病気も友達」という本を書いたとき、精神論はおいておいて、まず今日明日から掃除や洗濯をどうするのか、どんな制度が利用できるのか、ということから書き始めました。
精神面で立ち直ることも大事ですが、それができないから、私の本を読んでいる方が大半なのです。
できないことを「頑張りましょう」といっても、苦痛なだけですので、まずは「精神的につらいなかで、できる」ことから紹介したのです。
このように、誰でも実践できるノウハウを紹介することが、必要です。
本に盛り込むべき要素②:根拠・裏付けがある情報
ネット上の医療情報について、何の根拠もない情報が堂々と掲載されてきたことが、昨今では問題となっています。
また、裏付けのない情報で、ある事件とは全く関係のない人が、あたかも関係者であるかのように騒がれ、攻撃されるなどの事例も起きています。
根拠や裏付けのない情報が、簡単に人を傷つける道具となってしまう時代には、もはや言うまでもないことですが、本を書く場合には根拠・裏付けを示すことができる情報をできるだけたくさん盛り込みましょう。
自分だけで裏付けが取れない、根拠となる資料が見つからない場合は、推測のまま書くのではなく、信頼でいる人への取材をしたり、「書かない」という選択をすることも重要です。
そして、情報に対する分析や考察、独自研究とは、はっきり分けて書くという姿勢が大切です。
本に盛り込むべき要素③:ノウハウを実践した場合のリスク・デメリットがあるなら
あるノウハウを実践することで、リスクやデメリットが考えられるなら、それも正直に記しましょう。
メリット・ベネフィットと、リスク・デメリットを天秤にかけ、実践するかどうかを選ぶのは、あくまでも読者の皆さんです。本の著者が無理やり行動させることはできません。
リスク・デメリットまで開示した上で、「それでもノウハウを実践する」という決断をする読者さんとの関係を築いていくことができれば、いいではないですか。
【次回予告】
本を書きたい人に届ける記事を、しばらく続けさせていただきます。
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