コストパフォーマンス最強の1冊!
作家で精神科医の樺沢紫苑先生の最新刊『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法』(飛鳥新社)、読了しました。
この本はスゴい!!!
10年後も残る、いえ、100年後も読み継がれる1冊になるはずです。
なぜ、そう断言できるのか?
人類が追い求め続けてきた「幸せ」の正体を、樺沢先生が見事、解き明かしてしまったからです(しかも、極めてシンプルに!)。
幸せの正体、つまりは、人間が生きるうえでの原理原則、あるいは、真理とも言えるものです。
「幸せの定義なんて人それぞれなんじゃないの?」
そう思っている人も、本書を読めば、間違いなく「前言を撤回します!」と笑顔で宣言することになるでしょう。
科学的・学術的なエビデンスも豊富で、とにかく説得力がハンパではありません。
わたしたちに幸福をもたらすキーワードは3つ。
・ドーパミン
・オキシトシン
・セロトニン
この3つが、100種類以上ある脳内物質の中でも“3大幸福物質”と呼ばれるのだそう。
脳内にこの3つの幸福物質が出ているときに、わたしたち人間は幸せを感じるのだと言います。
そう、幸せとは脳内物質の作用だったのです!!!
ドーパミン的幸福の代表格は「成功・お金」。
オキシトシン的幸福の代表格は「つながり・愛」。
セロトニン的幸福の代表格は「心と身体の健康」。
注意すべきは、この3つには優先順位があるという点です。
わたしたちが唯一、幸福になれる順番はひとつだけ。
①セロトニン(心と身体の健康)
↓
②オキシトシン(つながり・愛)
↓
③ドーパミン(成功・お金)
この①→②→③の順番を間違えてしまうと、幸福になれないと言います。
たとえば、宝くじで1億円が当たっても(ドーパミン爆増!)、その人が病気だったり(セロトニン微量)、孤独だったりした場合(オキシトシン微量)、幸福にはなれない、ということ。
とくにドーパミン的幸福には「長続きしない(逓減しやすい)」という特徴があるそうです。
一方、オキシトシン的幸福やセロトニン的幸福は「長続きする(逓減しにくい)」という特徴があります。
とくに戦後の日本では、それが唯一の正解であるかのごとく物質至上、経済至上の社会を形成してきました。その中で多くの人たちが、地位、名誉、お金、刹那の快楽など、ドーパミン的な幸福を求めてきました。
あなたも、思い当たるフシがあるのではないでしょうか?
わたしは、あります(笑)
しかし、それは間違いだったのです。
わたしたちが幸福になるためには、ドーパミン的幸福に先んじてオキシトシン的幸福やセロトニン的幸福を増やしていくことが肝心。そうでなければ、ナンピトたりとも幸福になることができないのです。
わたしは48歳という“いいオッサン”ですが、今回、そのことに気づけたことは幸運でした。人生100年時代とあらば、まだ折り返し地点だからです。
残り半分の人生、わたしは「真の幸福」を感じながら生きていくことでしょう。その確信を得られたことに安堵すら覚えます。
あなたは今、幸福ですか?
もしイエスと即答できないなら、1,500円(本書の価格)を払って幸福行きのチケットを手に入れてください。
格安チケットすぎる(笑)
本書には、実際に幸福になるために具体的に何をすればいいのか――の答えとなる「DO(行動)」がしっかりと書かれています。
医学書でもなければ、哲学書でもありません。もちろん、カンフル剤的な自己啓発書では断じてありません。みずからの心がけと行動によって人生を劇的に変えていくことができる「実用書」です。
本書の内容を実践すれば、どんな人でも必ず幸福になることができます。
有史以来、思想家や哲学者や宗教家が挑み続けてきた問いに、精神科医が答えを出してしまった……。
樺沢紫苑、恐るべし、です。
この本に今出会うか、10年後に出会うか。その違いは微差ではなく大差です。
あなたが真の幸福を手にしたとき、あなたが愛する周りの人も幸せになっているでしょう。
あなたと、あなたの大切の人のために、この本を読んでみてください。