【あなたは超能力を信じますか?】

 

かれこれ25年くらい前のこと。

 

九州旅行から帰ってきた兄が、興奮しながら話し始めたことを今でも覚えています。

 

長崎県に滞在中、友人に連れられて行った「あるの喫茶店」で、奇想天外な体験をしたというのです。

 

その喫茶店では、マスターが、マジックショーを披露してくれるらしいのですが、その中に「マジック」という言葉では到底説明できないものが山ほどあったというのです。

 

ふだんは冷静な兄が「両親の生年月日をピタっと言い当てられた」と興奮気味に言います。

 

当時はインターネットも普及していない時代です。電話番号などの個人情報も教えていない。どう考えても両親の生年月日がわかるはずがない、と言います。

 

ほかにも、摩訶不思議な体験の連発だったそうで、「あのマスターは人間じゃない。一度行ったほうがいい!」と言われました。

 

その喫茶店の名前は「あんでるせん」(長崎県東彼杵郡川棚町)。

↑あんでるせんの店内。ショーが始まるまでランチを食べて待つ。
 

それから20年近い年月が流れ……、ある日「あんでるせん」のウワサが耳に入ってきました。

 

ああ、昔、兄が言っていた喫茶店だあ。まだ存在していたのか……。

 

わたしは「あんでるせん」に引き寄せられるかのように、長崎行きのチケットを取り、妻と一緒に「あんでるせん」へ行きました。

 

兄が体験した「驚き」がどの程度のものだったのかを確かめに……。

 

そして、「あんでるせん」でマスターのショーがスタート。

 

アゴが外れたわ!!!

 

腰が抜けたわ!!!

 

〇〇ちびったわ!!!

 

驚きと、戸惑いと、感動の連続。

 

全面降伏です。

 

果たして、どこまでがマジックで、どこからが超能力なのか?

 

人生で味わったことのない強烈な体験でした。

 

ショーの終盤になると、マジックだろうが超能力だろうがどうでもいい、とすら思えてきました。うん、おそらく「マジック or 超能力」の区別は、本質的にはあまり重要なことではない。

 

だって、それは、目の前で「起きた」わけですから。

 

人がいかに「思い込みの牢獄」で生きているか。

 

「思い込みのメガネ」をかけて世の中を見ているか。

 

痛感させられました。

 

私たちは、何かを見ているようで、何にも見ていないのだな、と。

 

人のことも、自分のことも、世の中のことも。

 

「あんでるせん」に来た人たちが見せられるのは「イリュージョン」ではなく、実は「バイアス(かたより)のかかった自分自身」なのかもしれません。

 

「あんでるせん」のマスターが、ショーの最中に、こんなことを言いました。

 

「よく相手を観察してください」

 

その「相手」とは、おそらく、眼の前の相手だけでなく、世の中のことや、自分自身のことも含むのでしょう。

 

マスターはこうも言いました。

 

「自分が欲しいものは、すべて他人が持っている」

 

あなたはこの言葉の意味をどう捉えますか?

 

今、この文章を書きながら、あのときの恍惚感がよみがえります。マスターの一挙手一投足、そして、その口から放たれる含蓄を含んだ言葉の数々(頻繁にオヤジギャグも混ざります・笑)。

 

釈迦以外の人が「釈迦の悟り」を体感することはできません。

 

それと同じことが、このショーにも当てはまります。

 

そもそも私たち人間は、自分の体験を超えて物事を理解することを苦手としています。

 

もっと言えば、自分が理解している概念を超えて物事を理解することはほぼ不可能です(原始人にスマホの説明をすれば「この人、頭がおかしい」と思われるだけです・笑)

 

だから、「あんでるせん」の体験を語ることは本当に難しい。

 

お前はライターなんだからしっかりリポートしろ!と言われそうですが……うっせー、難しいものは難しいんだよ!!!

 

なんなら「あれは子ども騙しのマジックです」で済ませて……ラクになりたい(笑)

 

でも、それはできません。

 

マスターが常識や人智を超えたショーを見せてくれているのです。

 

そのメッセージを受け止める義務、そのメッセージを言語化して伝える役目が自分にはある。

 

そんな使命感にかられています。

 

衝撃体験の翌年には、友人たちと再び「あんでるせん」を体験しました。

 

再びアゴが外れ、腰が抜けて、◯◯をちびることに……(懲りない男だ)。

 

そして、来る2021年1月27日、こんどは、気の置けない著者仲間6人で「あんでるせん」を体験しに行くことになりました。

 

どうせなら、アツアツの「あんでるせん体験」をみんなにシェアしようと、「あんでるせん」からホテルに戻ったその足でトークショーを開催することにしました!

 

正直、どういう話になるのか、まったく予測がつきません。台本は一切なし。

 

侃々諤々のバトルになる可能性もあれば、全員茫然自失の状態で、ひと言も話さず終わる可能性もあります(笑)

 

「あんでるせん砲」を浴びた6人の、生々しいドキュメンタリーを目撃したい方は、どうぞオンライン(Zoom)トークショーにお立ち会いください。

人気著者6人の痛快トークショー「潜在意識で夢を叶える方法」〜四次元パーラー「あんでるせん」の体験シェア付き〜
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