「フリーランスは安定しない」という言葉は、ネガティブな意味で使われることがほとんどです。

しかし、少し見方を変えると、フリーランスにとって「安定=リスク」とも言えます。

安定すると、人は頭を使わなくなります。技術を磨かなくなります。可能生を探さなくなります。安定が人を腐らせていくのです。
 

変化の激しいこの時代において、自分の専門性やスキルを貪欲にアップデートできない人は淘汰されていきます(これは会社員にも言えることですが)。

 

「資格があるから安泰」だと思っている人も同様です。「資格がある=安定」とは、まったく言えません。

 

「不安定」という大前提を受け入れることが、今の時代を強く生きるために必要なエッセンスです。


安定して受注している仕事というのは、おそらく「すでにあなたができる仕事(=ラクにできる仕事)」ではないでしょうか。

 

しかし、ラクにできる仕事だけをしていては、その人の進化・成長は見込めません。

ときには、自分の力が及ばないかもしれない仕事や、自分にとって新たな領域の仕事にチャレンジすることが大切です。

 

そのチャレンジがフリーランスとしての幅と可能生を広げき、その人を唯一無二の存在へと連れて行くのです。

 

もしあなたが、すでにフリーランスならば、ときどき、受注している仕事の内容をチェックしましょう。

 

その中に自分を進化・成長させる仕事がどれだけあるか――その割合を出しましょう。割合が低ければ黄色信号です。リスクのない仕事ばかりで安定している状態はキケンです。

 

「茹でガエル」のエピソードをご存知でしょうか。いきなり熱湯 にカエルを入れると驚いて逃げ出しますが、常温の水に入れて少し ずつ水温を上げていくと逃げ出すタイミングを失い、最後には死んでしまう......という恐ろしい話です。ラクにできる仕事ばかりしているフリーランスは、「茹でガエル」と変わりません。


リスクのある仕事が少なければ、リスクのない仕事を整理してでも、未来の自分のために、リスクを取る仕事もしていきましょう。

 

本書の「第1章」までの40ページを先読みできるようにしました。どうぞお受け取りください。
↓ ↓ ↓
https://maroon-ex.jp/fx74022/TyCXrK