伝わる文章を「速く」書くためには、書くための環境を整える必要があります。
「環境を整える」は、「自分が集中できる空間を作る」と言い換えてもいいでしょう。
書き手の集中力が高いほど、質の高い文章を速く書くことができます。
たとえば、自宅の環境を例に挙げます。自宅には、さまざまな「誘惑(集中を阻害するもの)」や「邪魔」が転がっています。
【家のなかにある誘惑】
■テレビ
■ゲーム
■ネットサーフィン
■スマートフォン(YouTube、LINE、facebookなど)
■雑誌や漫画や本
■体を横たえるソファーやベッド
■おやつ(飲み物)
【家のなかにある邪魔】
■家族が話しかけてくる
■家事や育児
■ペットがかまってくる(犬や猫など)
■インターフォンが鳴る(来客、集金、宅急便など)
<注>「家のなかにある邪魔」は、あくまでも文章を書くうえでの邪魔です。人生においては大切なものです(笑)
もちろん、これらのすべてを排除するのは難しいでしょう。
しかし、「テレビのない部屋に行く」「インターネットの接続を切る」「スマートフォンをマナーモードにして、ほかの部屋に置く」など、意識的に誘惑を断ち切る方法はあるはずです。
もしも家族やペットやインターフォンに邪魔されたくなければ、「今から1時間、○○を書くので声をかけないでほしい」とお願いする、あるいは、近くのカフェやファミレスに出かけるという方法もあります。
文章を書くうえで集中力ほど大切なものはありません。いい文章を書きたいなら、集中力を阻害する要素を取り除く工夫が必要です。
あなたは、自分に襲いかかる恐れのある「誘惑」や「邪魔」を意識的にシャットアウトしていますか?
![]() |
伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 (Asuka business & la...
1,512円
Amazon |
![]() |
残念ながら、その文章では伝わりません (だいわ文庫 E 353-1)
799円
Amazon |