「拓朗さんって、怒ったことはあるんですか?」
ときどき、そんな質問を受けることがあります。
回答します。
あるわっ!!!(←すでにキレ気味)
人がもつ感情のなかでも、もっともやっかいなのが「怒り」の感情ではないでしょうか。
怒りまかせに声を荒らげて、問題が解決に向かえばいいのですが、逆に、問題をより悪化&複雑化させてしまうケースのほうが多い気がします。
「あのとき怒りの感情をぶちまけておいて本当によかったよ!」というケースは、おそらく3%以下でしょう(当社比)。
必要以上に相手を傷つけたり、自分の怒りの感情に長い時間振り回されたり、自己嫌悪に陥ったり……。うーむ、さっきの「3%以下」を「1%以下」に訂正します。
私自身も、自分の「怒り史」を振り返ったとき、幾人かの「傷つけてしまった人たち」の顔が浮かびます。
覆水盆に返らず。なかには、関係を修復することができず、そのままご縁がなくなってしまった方も。
昔は、妻ともよくやりあいました。「怒り V.S. 怒り」の終わりなきバトル。いやー、今考えると「観戦料をいただけるレベル」でしたね(笑)。
「ハブ V.S マングース」は超えていたと思う。
「猪木 V.S アリ」も超えていたと思う。
「浅香光代 V.S 、、、あ、もう、いっか。
いずれにしても、このやっかいな「怒り」の感情とどう付き合うかは、短い人生を生きる我々にとって、極めて重要な問題だと思うのです。
そもそも、人はなぜ怒るのか?
怒りの裏側にある気持ちを相手に伝えるには、どうすればいいのか?
怒りを上手に沈める方法はあるのか?
なんと!
私が、いえ、人類が(!)長らく探し続けていた、これらの問いに答える本が登場しました。
戸田久実著『アンガーマネジメント 怒らない伝え方』(かんき出版)がそれです。
この本………もう10年早く読みたかった(悲し涙)。でも、いま読めてよかった(嬉し涙)。
なぜ、自分は怒りっぽいんだろう?
なぜ、あの人の言葉(行動)に、自分はこんなに腹を立てるのだろう?
この鬱積した怒りを解き放つにはどうしたらいいんだろう?
もし、そんなふうに悩んでいる方がいたら、今すぐこの本を開いてみてください。
怒りの正体が分かります。
怒りとの付き合い方がよくわかります。
とくにシーン別の伝え方具体例とアンガーマネージメントの簡単テクニックは、役立つこと間違いなし! 何度も読んで自分のものにしたい! いえ、必ずします!
何より、この本を読むと、自分の感情と向き合うことができます。怒りの裏には、その人が抱えている何かしらの感情、価値観、信念などが潜んでいるのです。その存在を知るだけでも、怒りに対する見方が変わるはずです。
今までずっと憎かったあの人や、ずっと嫌いだったあの人のことも、不思議と許せてしまう——そんな不思議な力も持ち合わせた一冊です。
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