なぜ、男と女は恋に落ちるのか?















ごめんなさい。

冒頭の一文の答えは、この記事には書いていません。
 
では、何を書きたかったかというと……、読者に「問い」を投げかける有効性についてお伝えしたかったのです。
 
人間は「問い」を投げかけられると、その「答え」を知りたくなるのです。

あるいは、その「問い」に答えたくなるのです。
 
つまり、何かしらのメッセージを伝えたいときは、冒頭、あるいはタイトル等で、読者に「問い」を投げかければいいのです。

「問い(疑問)」を使ったキャッチコピー効果です。
 
「花粉症になる人とならない人の決定的な違いとは?」
 
と書き始めれば、花粉症の人は続きを読みたくなるでしょう。
 
「ワタシが妻に隠れて始めた趣味とは?」
 
と書き始めれば、
 
「今日は朝から雨。私は家から一歩も出ませんでした」
 
と書き始めるよりは、「続きを読みたい」と思う人が増えるでしょう。
 
大ベストセラー小説『ダ・ヴィンチ・コード』では、世界中の読者が、ルーヴル美術館館長の「謎めいた死」に興味を引きつけられました。
 
いったい何が起きたのか?
 
と、手に汗握りながら、先を読み進めた人も多いでしょう。
 
もしも、冒頭であの「謎めいた死」が登場しなければ、あれほどのベストセラーにはならなかったかもしれません。
 
「謎」もまた「問い」です。つまり、投げかけられた側は、その「答え=謎の解明」を知りたくなるのです。

人の「知的欲求」は思いのほか大きい。
 
自分に関係のある事柄であれば、なおさらのことです。
 
せっかく書いた文章を最後まで読んでもらいたのであれば、書き出しに工夫を凝らしましょう。
 
書き出しやタイトルで読者の気持ちをキャッチしましょう。
 
<「問い」を投げかける>という方法は、続きを読ませるために有効な工夫のひとつです。



※拙著『買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則』は、キャッチコピーの型を30個以上載せています。
買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則 (アスカビジネス)/明日香出版社

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