「 」(かぎかっこ)と
『 』(二重かぎかっこ)の使い方は、
ご存知でしょうか?

「 」(かぎかっこ)

会話文

<例>
「ねえ、かあちゃん」
「なんだい、太郎」

映画やテレビ番組のタイトルなど

<例>
宮崎駿監督の最新アニメ映画「風立ちぬ」の興行収入が~

<例>
タモリのご長寿番組「笑っていいとも!」の視聴率が~

強調したい語句

<例>
モノの値段が上がり、
お金の価値が下がるのが「インフレ」で、
モノの値段が下がり、
お金の価値が上がるのが「デフレ」です。

『 』(二重かぎかっこ)

会話文のなかで使う会話文

<例>
「ねえ、かあちゃん」
「親に向かって『ばあちゃん』はないだろ!」
「『ばあちゃん』なんて言ってないよ。
『かあちゃん』って言ったんだよ!」

書籍や定期刊行物のタイトル

<例>
村上春樹の新作長編
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んで~

ちなみに、
「 」内の文末には
句点(マル)を打たないのがセオリー。
(一部の文芸作品を除く)

<例>
×「そう、『楽しい』って言ってた。」
○「そう、『楽しい』って言ってた」

また、論文のタイトルなどには、
『 』ではなく、「 」を用いるのが、
一般的なようです。

<例>
「経済動向と幸福感の因果関係について」(論文)

あくまでも原則ですが、
覚えておいて損はないでしょう。