不特定多数に向けて文章を書くときには、お堅いお役所言葉や業界独自の専門用語、論文調の言い回しなどは、できるだけ控えましょう。

<例文>
当該事案につきましては、隘路を鋭意精査したうえで、可及的速やかに改善処理を図る所存です。

↑小難しい言葉を使ったお堅い文章の好例です。

読み手にとっては、決して「理解しやすい文章」ではありません。

<例文の修正>
この問題につきましては、原因をはっきりさせたうえで、できるだけ早く改善したいと考えています。

いかがでしょうか。理解しやすくなったかと思います。

限られた業界のなかで、お堅いお役所言葉や小難しい専門用語を使うのは構いません。

しかし、ひとたびその業界の外に出て(向けて)文章を書くときには、お堅く小難しい言葉は、できるだけ避けるようにしましょう。

中学生にも分かる言葉で、読みやすい文章を書く。

その意識が大切です。