何かを主張するときは、断定表現の文章を書く必要があります。

<例文>
今の子供たちは、運動量が少ないように感じる。虚弱な子供が増えているのは、運動量の少なさと関係があるように思う。

▲~ように感じる
▲~ように思う

これらは推量の表現です。謙虚な言い回しである反面、主張としてのインパクトは弱まります。自信がない印象を受けるのです。

もし主張として読ませたいのであれば、断定表現の文章にする必要があります。

<例文の修正>
今の子供たちは、運動量が少ない。虚弱な子供が増えているのは、運動量の少なさと関係があるのではないか。

「~関係があるのではないか」という疑問形は「反語」と呼ばれるもので、本音と反対の意味の言葉を使うことで、皮肉・非難の意味を込めています。

とはいえ、断定表現を使うのであれば、それなりの根拠・確信がなくてはなりません。場合によっては、「言質を取る」「取材する」「資料をあたる」などして、裏づけを取る必要もあるでしょう。

<根拠を加筆>
今の子供たちは、運動量が少ない。最近も、いくつかの公園のベンチで、DSに熱中する子供たちを見かけた。彼らは遊具で遊ぶ気配すら見せなかった。【←根拠】 虚弱な子供が増えているのは、運動量の少なさと関係があるのではないか。

何かを主張するときは、
▲~感じる
▲~思う
▲~気がする
▲~だろう
▲~かもしれない
などの推量表現を回避して、断定表現の文章を書くようにしましょう。