執筆、プロフィール作りのプロ! フリーライター山口拓朗のオフィシャルブログ

執筆、プロフィール作りのプロ! フリーライター山口拓朗のオフィシャルブログ-メディカツバンド

告白せねばなるまい。

ボクはなぜ歌っていたのか? 

大学時代の4年間、
毎週1度の路上ライブと
ライブハウスでの月1度のライブが、
ボクの生活のすべてだった。

「路上でライブをするなんて勇気があるね!」

よく言われたものだ。

しかし、それは誤解だ。

だって、ボクは勇気がないから
歌を歌っていたのだから。

小さい頃から、
感情を溜め込む性格だった。

人に気持ちを伝えるのが苦手だった。
勇気をふり絞ることができなかった。

ギターはそんなボクを救ってくれた。

歌であれば「好きだ」と言えた。

歌であれば「ふざけんな!」と言えた。

歌であれば「夢」が語れた。

歌であれば、すべてが許された。

ボクにとっての音楽は
「音」を「楽しむ」ものではなく、
感情を吐き出す道具だった。
そうやって、
現実世界とのバランスを
図ってきたのだ。

プロになる!

そう心に誓っていたが、
それがムリなことは、
路上での閑散とした光景が
物語っていた。

ボクの目の前には、
誰も立ち止まらなかった。

たまに酔っぱらいが
ボクを蹴飛ばしていった。

たまにヤクザが
「ショバダイを払え」と
いちゃもんをつけにきた。

たまに警察が
「早く立ち退け」と
侮蔑の視線を送ってきた。

たまに路上生活者が
「少し休みなよ」と
ボクを労ってくれた。

輝いている気になっていたのは自分だけ。
周りからは
「鈍色」に見えていたのだろう。

今なら分かる。

ボクには音楽の才能も、
歌の才能もなかった。

100を超えるオリジナル曲は、
すべて自分に
矢印を向けたものだった。

人がどう聴くかなんて
考えたこともなかった。
歌はボクの個人的な
所有物にすぎなかった。

頑固と言えば聞こえはいいが、
結局、ボクは歌っていても、
人との間に壁を作っていたのだ。

ボクには
ファンらしいファンは
ほとんどいなかったが、
数少ないファンのひとりが、
現在のボクの“大事な人”だ。

思えば、
彼女と付き合い始めたころから、
ボクはゆるやかに、
歌への情熱を失っていった。

きっと彼女と一緒にいることで、
心が満たされてしまったのだろう。
満たされない思いを
歌にしてきたボクにとって、
これは致命的な出来事だった。

いや、
ボクは彼女に救われたのだ。
歌でさえ救いきれなかった心を、
こんどこそ本当に
彼女が救ってくれたのだ。

ボクはギターを置いた。

もう人との間に、
無意味な壁を作る
必要はなかった。
少しホっとした。

歌を歌わなくなって、
かれこれ15年近くが経つ。

そんなときに誘われた
メディカツバンド。

初めて曲を聴いたとき、
素敵な歌だと思った。

初めて詞がついたとき、
この歌をみんなに届けたいと思った。

初めてレコーディングをしたとき、
この歌で誰かを幸せにしたいと思った。

不思議と矢印は
自分に向いていない。
音楽は感情のはけ口でもなければ、
ツールでもない。
ボクは「音」を「楽しみたい」。
心の底からそう思った。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

田村信二さん、水越浩幸さん、
向井邦雄さん、金光サリィさん。
ボクに音楽の楽しさを教えてくれた
バンドのメンバーに、
感謝の気持ちでいっぱいです。

3日後にはデビューCDが発売されます。
『Say your Dream Make your Dream』。
この歌を日本中の人、
世界中の人に聴いてもらいたい。
夢は必ず叶うということを伝えたい。

紅白歌合戦にも出るし、
日本縦断ツアーもする。
このメンバーと、
このメンバーを応援してくれる人。
みんなで一緒に手をつなげば夢は叶う。
そうボクは信じて疑いません。

「Say Your Dream 聴かせて 
 君の描く夢
 輝く空の下 
 つながっているから
 夢に踏み出そう
 ひとりじゃないから 
 みんなの笑顔にほら
 集まってくるから」
『Say your Dream Make your Dream』より


そんなメディカツバンドのデビューCD発売は、あさって8月20日!

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