ライターのギャラは、「ページ単価」と「ギャラ単価」に分かれます。

ページ単価については、先日お話しました。
http://ameblo.jp/writer-yama/entry-10487219184.html



さて、今日は文字単価についてですが、文字単価とは「何文字いくら」のギャラ設定のことです。

私の執筆履歴のなかで、文字単価の採用率は全媒体の3割程度です(残り7割はページ単価)。

基準は媒体によりけりですが、ページ単価は「原稿用紙1枚=400文字」を基準としているところがほとんどです。

私の経験では、400文字のギャラ設定は2500~1万円の範囲です。

ページ単価のときにも触れましたが、傾向としては、出版社の規模が大きく、また、雑誌の売れ行きがいいほどギャラは高くなります。

媒体ごとの差を除けば、5000文字、1万文字、2万文字のインタビュー原稿など、文字量が多くなればなるほど、400文字のギャラ設定は低めとなる傾向にあります。

一方、400文字限定のコラム記事など、文字量が少ない場合は、400文字のギャラ設定が高めとなる傾向にあります。

人気作家などであれば、400文字でウン万円というケースもあるでしょう。

ちなみに、文字単価を採用しているのは、老舗の雑誌や、写真点数の少ない(文字量の多い)媒体であることが多いです。

もちろん、企画によって原稿の難易度は異なりますが、書いた文字量に関係なくギャラが支払われる「ページ単価」と異なり、「文字単価」というのは、ある意味、公正で分かりやすいなギャラ設定といえるでしょう