注目の書籍をご紹介します。

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野崎美夫著
「普通の人が天才になれる!Jカーブの法則(世の中を支配する不思議な曲線)」
(フォレスト出版/1470円)

プロライターのキクカク術!-Jカーブの法則

著者の野崎さんは、セミナー講師やビジネス書作家としてご活躍。「『見えない時間』で稼ぎなさい!」(フォレスト出版)や、「『幸せのスイッチ』が入るプラス1%の法則」(アスコム)を出版されているほか、読者3万人超のメルマガで、毎日読者を励ますその日の「励ま詩」を配信。これまでに2000篇以上の詩作をされて、詩集も2冊出版されています。

さて、どん底を味わった人が、のちに大きな成功を収めることは珍しくありません。むしろ、大きな成果を手に入れた多くの人は、いちど成果とは対極にあるどん底を経験しているようです。

挫折を経験したときに、「やっぱりダメだったかあ……」「しょせん私には向いてなかった」「これ以上頑張ったってムダだ」と諦めてしまった経験のある人は少なくないと思いますが、何かを成功させる前には、必ず一度、悪い影響が出る、と本書は教えてくれます。

「失敗は成功の母」や「挫折をバネにする」、「ピンチはチャンス」などという言葉がありますが、
「Jカーブの法則」とは、まさしくそうした「下降→上昇」というある種の宇宙の法則を分かりやすく示したものです。

この本の内容をどう受け取るかは、読者一人ひとりの自由ですが、私個人は、どん底、つまりは「ゼロ・マイナス成果」の時期の受け止め方・付き合い方を考えさせてくれる本として、おもしろく読ませていただきました。

「ゼロ・マイナス成果」というのは、どんな形で表れるか分かりません。気分の停滞、貧乏、失敗、ミス、不運、他人との対立や諍い、自分に対する批判や嫉妬、病気、自信喪失……、分かりやすいものからわかりにくいものまで、じつにさまざまです。

でも、いかなるどん底にあっても、「Jカーブの法則」の存在を知っていたなら、そのどん底の世界が恐るに足らないことが分かります。

いかなるどん底であれ、変化を受け止め、変化を受け入れる。それができたとき、その人には美しい「Jカーブ」を描く資格が与えられます。

野崎さんは本書のなかでこう言っています。

「どんなに辛いことがあっても、悲しいことがあっても、悔しいことや、耐え難い仕打ちを受けても、そのすべてのピースが集まってはじめて、成功という大いなるジグソーパズルが完成するのです」

ここでいう「成功」は、「達成」や「幸せ」と言い換えてもいいでしょう。

「普通の人が天才になれる!Jカーブの法則(世の中を支配する不思議な曲線)」は、現在アマゾンキャンペーンを実施中(本日3月19日いっぱい)。総額63000円相当の音声ファイルが無料で手に入るそうです。
http://www.forestpub.co.jp/amazon/jcurve/