ひらくシリーズ、6話目。

「ずっと続けててもいいのよーー」
という師匠の言葉にすっかり気をよくして

のんびりだらだらと書き続けていきます!

<↓前回までの記事>
私が「“ひらく”を伝えたい」と思った理由
<1/病気を隠してきた私>
<2/がんばればがんばるほどしんどくなっていく>
<3/白杖への抵抗>
<4/負けたくないという気持ち>
<5/“当たり前”が壊れていく>

***

本当は助けてほしかったのに
ずっと自分で禁止してきたんだなぁと
やっと気づき始めた頃、

マスターコースはそろそろ終わりに近づいていました。

最終日、2人1組になって
カウンセリングのテストをする時間がありました。

私がクライアント役になった時、
相談したのはやっぱりこのことでした。

同期のカウンセラーに話を聞いてもらいながら、

私は自分のことを、人に劣っている部分を見せたくない
とっても負けず嫌いな人間なんだと思っていたけど、

本当は見せたくないんじゃなくて、
見せたらとっても悲しいことが起こりそうで
見せることができなかったんだなと
気づいていきました。

とっても悲しいことって
たとえば、

人並みじゃない自分は
人にがっかりされるとか、
めんどくさがられるとか、
邪魔にされるとか、
バカにされるとか、
嫌われるとか、

そんなこと。

もしもそんな事態になったら
とってもとってもみじめで、かっこ悪い。

だからそんなみじめな気持ちを感じなくていいように
隠すことで、見せないことで、
一生懸命自分を守ってきたんだなと

そんなことに気づかせてもらいました。

だけど、
人並みにできないことがあるのも
本当の私。

それでも人と一緒にいたいし、
困った時には助けてもらいたいのも
本当の私。

みじめな気持ちから逃げ続けて
このまましんどいほうへ頑張り続けていくのか。

できない自分を認めて、人にもちゃんと伝えて、
人に素直に助けてもらえる自分になっていくのか。

決めるのは私自身で
どっちへ進みたいかといえば
もうずっと前から気持ちは後者だと決まっていました。

だったら、やることは決まっている。
カウンセリングの最後に宿題を決めました。

「誰といる時でも変わりなく
白杖を使ってみること」。


正直、
とっても怖かったです。

今まで病気のことを話したことがなかった人の前で
白杖を使うこと。

どんなふうに思われるかな?とか
どんなことを聞かれるのかな?とか
白杖を持っている私と一緒にいることを
恥ずかしいと思う人もいるんじゃないかな?とか
次からはもう会いたくないと思われたりするのかな?とか

心配事は次から次へとあふれてくるし
心臓がバクバクしてくるし

やっぱり宿題するの、
明日からにしようかなと
先延ばしにしたりもしました。

だけど、

「うさこはたくさんの人に助けられて
たくさんの人を助けていくんだ」

そう言ってもらった言葉が
これからの自分にとって
とてもとても大切なことのような気がしていたので

マスターコース卒業から一週間くらいたったある日、

ついに

えいやっと

勇気を出して

白杖を持って知人のところへ
出かけていきました。



つづくうさぎ 
まだまだ続きますよーー(笑)


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