少し前から

「“ひらく”を伝える。ライター&カウンセラー うさこ」

というニックネームにしました。

ニックネームはまた変えてしまうかもしれないけど、
「“ひらく”を伝えたい」と思っている気持ちは
きっとこれからも変わらないんじゃないかな、と思います。

ちょっと長くなりますが、今日は
どうしてそう思うようになったかを
つらつら書いてみます。

***

こころがひらいている時



こころが閉じている時


人には誰だって、両方の時があるはずです。

「ずっとひらいてなくちゃいけない」なんて思わないし、
私は今だって、どちらかというと
「閉じてる時」のほうが多いかもしれないし、
「閉じてる時間」もとっても大切だと思う。

きっと両方あるから、
少しずつ前へ進んでいけるんじゃないかなと思います。

それでもやっぱり
「私は“ひらく”を伝えていきたい」
と思った理由。

***

私は、子どもの頃から
「網膜色素変性症」という目の病気で、

人よりも見える世界(視野)が狭かったり、
暗いところでは何も見えなくなってしまったり、

という症状を持っていました。

17歳で眼科を受診するまでは
そういう病気だという自覚がなかったので、

人やモノにぶつかってしまったり
探し物が見つけられなかったり
暗がりで歩けなくなってしまったり

私にそういうことが起こるのは、

「なんか知らんけど、私が人より劣っているから」

だと思っていました。

友達と遊んでいて、一人だけ
転んだり、ぶつかったりするのは
とっても恥ずかしかったし、
笑われたり、バカにされたらすごく悔しかったし、

親や先生にも
「もっと注意しなさい」
「もっとまじめにやりなさい」
とよく注意されたので、

「なんとかこの“劣っている”部分を隠さなくては!」
と毎日必死でした。

人の前は歩かない、とか

暗いところへは行かない、とか

まわりの人がどの辺にいるのか
時々こっそり確認しておく、とか

いつも

まわりの人に置いていかれないように
まわりの人に迷惑をかけないように
私が恥ずかしい思いや悔しい思いをしないように

行動していたと思います。

17歳で病名を知り、
「あれもこれも病気のせいだったんだ」
と納得しました。

「私のせいじゃなくて良かった!」と
ホッとした部分はありましたが、

とはいえ、

治療法はまだ確立されていないし、
病名がわかったからと言って、現実はなにも変わらない。

視野が広くなるわけでもないし、
暗がりで見えるようになるわけでもないし、

それどころか
「これからもっと病状が進んでいく」という…。


これからもっと失敗が増えていくんだ!
人に迷惑をかけないように
もっともっと慎重に行動しなくては!

病名を知った私は、
以前よりもさらにそう思うように
なっていきました。



つづくうさぎ 



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